聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2024]

2024年 01月 21日 (日)

士師記4:1-24(4)
士師となった女預言者デボラ

 イスラエル人は再び主の目の前に悪であることを重ね、カナンの王ヤビンの手に売り渡されました。ヤビンは二十年間イスラエルをひどく圧迫しました。苦しみの中でイスラエルが主に叫び求めると、神様は女預言者デボラを士師としてお立てになりました。神様は身分や性別で士師を召されません。デボラは自分が女性だからと、しり込みしませんでした。神様の召されに彼女は立ち上がり、預言者としての使命を担いました。デボラはなつめやしの木の下に座し、イスラエルの争い事を裁き、彼らの問題を解決しました。ある時バラクを呼び寄せ、一万人を率いてタボル山に陣を敷くように言いました。神様がヤビンの将軍シセラとその軍隊を退けて下さると、信仰面でも助けました。バラクは気が弱く、デボラに一緒に来てほしいと頼みました。その願いにデボラは彼を見下し、叱ることはせず「必ずあなたといっしょに行きます」と約束しました。

 鉄の戦車九百両で武装したシセラの軍隊と戦うことは決して容易なことではありません。しかし、デボラはバラクを励まし勇気と信仰を持つように鼓舞します。「立ち上がりなさい。今日、主があなたの手にシセラを渡される」(14)と。勇気を得たバラクの軍隊は果敢に戦い、シセラの軍隊は混乱に陥りました。シセラは走って逃げました。シセラの軍隊はイスラエルの剣の刃に倒れ、残されたものは一人もいませんでした。デボラとバラクの協力によって、イスラエルは大勝利を治めたのです。また、ケニ人へベルの妻ヤエルは敗走してきたシセラをかくまい、安心させた後に、こめかみに杭を打ち込んで殺しました。神様はデボラとヤエルの二人の女性の信仰と勇気を祝福され、民族の危機を救ってくださいました。神様は今も信仰の勇士を探しておられます。男女関係ありません。主の中で協力し合う信仰をもつ人を働き人として用いてくださいます。



祈り:条件つけず救ってくださった主に感謝します。主に用いられることも、条件つけず用いてくださる主の召されに感謝して歩むようにお助けください。

一言:二人の信仰の女性


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