聖書別日ごとの糧   >>   ルツ記[2005]

2005年 11月 23日 (水)

ルツ記2:1-13
ルツの美しい香り


Ⅰ.落ち穂拾いで運命を克服するルツ(1-7)

 しゅうとめの故郷に帰りましたが、生きる道は漠然としていました。その時ルツは異邦の地に来て全てのことが見知らぬものでしたが、しゅうとめに仕えてもらおうとはせずに、自分が出て行って落ち穂を拾い集めようとしました(2)。彼女は生きる道がはっきりと見えていませんでしたが、落胆せずに、今自分ができる小さなことを探し始めました。そして体を惜しまずに熱心に働きました(7)。これが契機となって彼女は偶然(3)ボアズに会うようになりました。しかしそれは神様が摂理の中で導かれたことでした。

Ⅱ.ボアズから恵みを受けたルツ(8-13)

 ルツがボアズの畑に行った時、ちょうどボアズがその畑にいました。ボアズは熱心に働くルツに関心を持って、彼女がルツであることを知ってから、彼女の食糧のためにその畑で思う存分落ち穂を拾い集めるようにし、またそこの若者たちが外国の女だと邪魔しないように、彼女の身の安全を守り、のどが渇いた時水を飲むことができるようにしました(8,9)。ルツがこのようにボアズから好意を受けるようになったのは彼女のうわべが美しかったからではなく、彼女が夫が死んだ後そのしゅうとめに行なったすべてのことと、主の翼の下に避け所を求めて来た信仰に、ボアズが深い感銘を受けたからです(11,12)。ルツは恵みを受けるたびに、自分の卑しさを知り、小さなことでも感謝しました(10,13)。ルツの美しい香りは彼女の信仰と感謝する心から出て来たものです。


祈り:主よ!私がルツのように実生活を通して美しい香りを放つ者となるように助けてください。

一言:クリスチャンの香り



2005年 11月 24日 (木)

ルツ記2:14-23
ボアズを感動させたルツ


Ⅰ.ルツの魅力(14-19)

 ルツに多くの恵みを施したボアズは、彼女を食卓に招き、彼女を丁重にもてなしました(14)。そして束から穂を抜き落としてルツがそれらを拾えるようにしました(16)。彼はルツに惜しみなく、さらに多くの恵みを施そうとしました。

 ルツがこのようにボアズを感動させ、これほどまでに大きな好意を受けるようになったのはなぜでしょうか。それは彼女の純粋さと真実さと謙遜さから来る魅力のためでした。ボアズがルツに最初に好意を示した時、ルツはその好意を純粋に受け入れ感謝しました。彼によく見せようとしたり、自慢したりしませんでした。このような彼女の内面から来る魅力がボアズを感動させ、さらに多くの祝福を受けさせました。またルツは自分が拾い集めた穂を、欲を出さずにしゅうとめに与えました(18)。そしてしゅうとめにボアズとの関係を異性関係として隠さずに、しゅうとめに真実をみな話しました(19,21)。彼女は純粋なだけではなく、真実な女性でした。このような人は、他の人と神様から更に大きな好意を受ける者になるのです。特にこのような点は女性の最も大きな魅力になるのです。

Ⅱ.霊的な沈滞から回復したナオミ(20-23)

 ナオミの心に、恵みを受けたことに対する感謝と喜びと祝福する心が満ちあふれるようになりました(20,21)。故郷に戻った後、神様の愛の御手が臨むと、暗く否定的だった彼女の内面が癒されました。


祈り:主よ!私も純粋で真実で謙遜な人となり、神様のさらに大きな好意を受ける者となるように、してください。

一言:神様と人から愛を受ける人


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