聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅰ[2007]

2007年 07月 16日 (月)

Ⅰサムエル2:1-11
救いを喜ぶ


Ⅰ.私の角は高く上がります(1-5)

 サムエルを神様にささげたハンナは心に喜びが満ち溢れました。彼女は祈りで神様を賛美しました。「私の心は主を誇り、私の角は主によって高く上がります。」(1)。ハンナの心は主のよって喜びが満ち、敵に向かって口が大きく開きました。神様は、子どもを産むことができない運命から彼女を完全に救ってくださいました。ハンナは神様がどんな方であるのかを多様に歌います。神様が望まれれば、勇士の弓が裂かれ、弱い者が力を帯びます。食べ飽いた者がパンのために雇われ、飢えていた者が働きをやめます。不妊で苦しんだ女が七人の子どもを産み、多くの子を持つ女が、しおれてしまいます。

Ⅱ.はむかう者を打ち砕き(6-11)

 主は殺し、生かすこともされ、よみに下し、上げることされます。主は人間の生死幸不幸を主管される者として、私たちの人生の道を主管してくださいます。また創造主としてこの世界をお造りになりました。それで主にはむかう者は打ち砕かれ、雷鳴を受けるようになります(10)。

 ハンナは生死幸不幸の主管者であり、全能なる神様の実生活の中で体験しました。私たちもハンナのように祈ることで神様がどんな方であるのかを体験し、神様の御前で謙遜な心で生きることができるように祈ります。


祈り:主よ!主は生死幸不幸を主管される方です。私が主の前で恐れおののいて生き、傲慢な心を抱かないように助けてください。

一言:はむかわない



2007年 07月 17日 (火)

Ⅰサムエル2:12-21
主のささげ物を侮った


Ⅰ.エリの息子たちはよこしまな者(12-17)

 祭司エリの二人の息子の行ないは極めて悪いものでした。彼らは民たちがいけにえをささげ、肉を煮る時、三又の肉刺しを手にしてやって来て、なべに突き入れて、肉刺しで取り上げたものをみな、自分のものとしていました。時には脂肪を焼いて煙にしないうちに、焼いて食べる肉を持って行こうと、無理やりに奪って食べました。彼らは公開的に主へのささげ物を侮ることで、主に大きな罪を犯しました。彼らは物に対して貪欲だったので、神様のさばきを招きました。

Ⅱ.サムエルは主のみもとで成長した(18-21)

 エリの息子たちとは対照的に、サムエルは幼い時から主によく仕えました。ハンナは毎年いけにえをささげるたびに、上着を作ってサムエルに上げました。彼女はサムエルを神様にささげたからといって無関心で、ほっとかずに、続けて祈り、実際に必要なものを与えました。神様がこのようなハンナの真心を受け入れられ、サムエルが霊的、肉的に健全に育つようにされました。また、彼女を祝福し、三人の息子と、二人の娘をお与えになりました(21)。

 エリの息子たちとサムエルはあまりにも対照的に成長しました。私たちがエリの息子たちのように神様を侮り、貪欲に従って行なうならば、神様の怒りを受けるしかありません。私たちはサムエルのように神様を恐れ敬うことを学ばなければなりません。


祈り:主よ!私がエリの息子たちの足跡を踏みません。私が神様を恐れ敬う人として成長できるように助けてください。

一言:エリの息子か、ハンナの息子か



2007年 07月 18日 (水)

Ⅰサムエル2:22-36
侮る者を軽んずる


Ⅰ.なぜ、自分の息子をわたしよりも大事にして(22-30)

 エリは彼の息子たちの悪い行ないに対して聞き、また幕屋の入り口で仕えている女たちとたびたび床を共にしていることも耳にしました。その時、彼は二人の息子をひどく咎め、悔い改めるようにしなければなりませんでした。しかし彼は、悪いうわさを聞いているので、自制するようにと注意をしただけで、二人の息子たちは続けて悪いことをしました。ある日、神の人がエリに現われて彼をひどく咎めました。神様はアロンの子孫を大きく祝福し、祭司の務めを与え、神様が食べるいけにえを彼らが食べるようにされました。ところがエリの息子たちは神様のいけにえと献げ物を踏みにじりました。また監督する責任があるエリは神様よりも息子たちを大事にし、責めませんでした。それで神様はエリの家に与えた全ての祝福を奪い取り、今はわざわいがくだると言われました。そして「わたしを重んずる者をわたしは/重んじ、わたしを侮る者をわたしは軽んずる。」と言われました(30)。神様は決してあなどられる方ではありません。私たちは恐れ敬う心を持って、任された使命をよく担わなければなりません。

Ⅱ.永久に長命の者はいなくなる(31-36)

 エリの家にはこの先長命の者はいなくなります。エリの二人の息子たちが同じ日に死にますが、それがこのしるしとなります。その後、神様は忠実な祭司を立て、神様の望みのままに事を行なうようにされます。


祈り:主よ!私が神様から多くの祝福を受けました。私が恐れ敬う心を持って、この祝福をよく担うことができるように、助けてください。

一言:神様を重んじて生きます。


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