聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅰ[2007]

2007年 07月 28日 (土)

Ⅰサムエル10:1-13
油を注がれたサウル


Ⅰ.主の霊がくだったサウル(1-9)

 サウルは王として油を注がれました。サムエルはサウルに油を注ぎながら、サウルに起こるしるしを話しました。そのしるしは、家に帰る途中で三種類の人に出会います。最初は二人ですが、サウルの父親が雌ろばを見つけ、息子を心配していること、を知らせます。次は三人ですが、サウルにパンを二つ与えます。これは彼らがサウルを王として認めたしるしです。三番は預言者の一団ですが、彼らに会った時、神様の霊がサウルにくだり、サウルは預言をし、新しい人になります。

 サムエルが話した全てのしるしがみな起こり、サウルは神様の霊を受けて新しい心を受けました(9)。肉に属した人が神様のことをしようとするなら、神様の霊を受けなければならず、新しい心を持たなければなりません。そうすれば新しい御業に用いられるようになります。

Ⅱ.預言するサウル(10-13)

 預言者の一団がサウルを受け入れた時、サウルは神様の霊を受け、預言しました(10)。預言するとは、これから起こることを知っている、ということです。指導者はこれから起こることを知り、対処できなければならず、民たちに方向を提示できなければなりません。神様は、サウルにそのような力を与えられました。サウルが預言することなど、だれも考えつきませんでしたが、そのことが起こりました。


祈り:主よ!神様の御業を任された私が聖霊を受けることで変わり、新しい人となり、この時代に方向を提示することができるように、助けてください。

一言:神様の霊がくだった指導者



2007年 07月 29日 (日)

Ⅰサムエル10:14-27
王として立てられたサウル


Ⅰ.主の選ばれた者(14-24)

 サウルが王として油を注がれましたが、それはサムエルとサウルの間でだけのことなので、民たちは神様がサウルを王としてお立てになったことは知りませんでした。それでサムエルはミツパに群衆を集めました。そして民たちが見ている前で、公開的に王のくじを引きました。最終的に選ばれた人がキシュの子サウルでしたが、その時彼は荷物の間に隠れていました。彼は謙遜であり、自分が王になれるとは思いませんでした(22)。しかしサムエルは民たちの前でサウルを高く上げました。「見よ。主がお選びになったこの人を。民のうちだれも、この人に並ぶ者はいない。」。民の指導者は自分でなったり、競争して選ばれるのではなく、神様が自ら選び立てられます。神様が立てられる人は誰も偉いわけではありません。

Ⅱ.よこしまな者たちに黙っていたサウル(25-27)

 大部分の民たちはサウルを喜び、万歳をしました。神様に心を動かされた勇者はサウルについて行きました。しかしよこしまな者たちはサウルを蔑しみ、王として認めませんでした(27a)。しかしサウルは彼らに対して悲しく思ったり、彼らを強制的に屈服させようとはしませんでした。サウル王は静かでした。王は彼らを神様にゆだね、時を待ちました。どんな指導者にも反対する者はいます。強制的に押さえつけることよりも、時を待たなければなりません。


祈り:主よ!主が、自らこの時代に必要な指導者を立ててください。また反対する者たちに対して耐え忍ぶことができるように助けてください。

一言:指導者は神様が選ばれる


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