聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅰ[2007]

2007年 07月 31日 (火)

Ⅰサムエル12:1-25
サムエルの遺言


Ⅰ.主の前で正しく生きたサムエル(1-5)

 サムエルはサウルに全ての統治権を渡しながら、今までも自分の人生を話しました。彼はいくらでも士師としての特権を利用することができました。しかし彼は特権を乱用して、牛やろば、わいろを取りませんでした。彼は神様と民の前で、恥ずかしくない生活をしました。道徳は指導者の必須条件です。卓越した道徳はサムエルを最後まで影響力ある霊的な指導者にしました。

Ⅱ.最後までイスラエルの罪を悟らせるサムエル(6-25)

 神様はイスラエルの叫び声を聞かれエジプトから救ってくださり、イスラエルが神様の恵みを忘れた時、国々の民を通して打たれました。しかしイスラエルが悔い改めた時、再び士師たちを通して救ってくださいました。ところがアモンが攻めて来た時、彼らは王である神様のことを考えずに、ほかの国のように自分たちにも王を立てて欲しいと頼みました。これは神様を疑い、異邦の国々を見習おうとする罪です。神様は彼らの要求どおりサウルを王として立ててくださいました。サムエルは、王が神様に仕えればいいですが、そうでない時、神様が打たれることを警告しました。そして民たちに「ただ、主を恐れ、心を尽くし、誠意をもって主に仕えなさい。主がどれほど偉大なことをあなたがたになさったかを見分けなさい。」と言いました。サムエルは良いことばでしめくくって、引退することもできました。しかし彼は最後までイスラエルの罪を悟らせ、彼らのために祈ろうと心に定めた真の指導者でした。


祈り:主よ!私がサムエルのように正しい生活をし、最後まで民たちを助ける霊的な指導者になるように助けてください。

一言:最後まで民たちを助ける霊的な指導者


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