聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅰ[2007]

2007年 08月 01日 (水)

Ⅰサムエル13:1-23
愚かなことをしたサウル


Ⅰ.主の命令を守らなかったサウル(1-14)

 ヨナタンがペリシテ人の守備隊を撃ち殺した報復として、ペリシテ人が戦車と騎兵、強い歩兵として攻めて来ました。イスラエルは事態の危急を見て、あっちこっちに身を隠そうとしました。いっそうのことヨルダンを渡って避難する民たちもおり、サウルについて行く民たちも恐れていました。ましてサムエルが定めた期間内にギルガルに来なかったので、民たちはサムエルから離れて散って行こうとしました。状況が悪化すると、サウルは不信と心の焦りが生じました。それで彼はサムエルがささげるべき全焼のいけにえをささげました。サウルが全焼のいけにえをささげ終わった時、サムエルが来ました。サウルは緊急を要したのでどうすることもできなかったと弁明しました。しかしサムエルはサウルの行動を「王が愚かなことをした」と言って、彼が神様の命令を守らなかった罪をとがめました。そして状況によって自分勝手に行なうサウルの王国が長く続かないことを言いました。神様は、緊急を要する状況だけを見て自分勝手に生きる者を用いることができません。目に見える状況がどうであっても、最後まで信仰によって耐え忍び、神様の命令を守る者を祝福されます。

Ⅱ.サウルの焦りの結果(15-23)

 サムエルはギブアに帰って行き、結局サウルと共にいる民はおよそ六百人に過ぎませんでした。ましてサウルとヨナタンのほかには剣と槍を持った人がいませんでした。サウルの焦りは勝利に結びつかず、かえってマイナスの状況をもたらしたのです。


祈り:主よ!私がどんな緊迫した状況でも神様を信頼し、最後まで耐え忍ぶ者になるように助けてください。

一言:最後まで信仰によって耐え忍ぼう


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