聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅰ[2007]

2007年 08月 13日 (月)

Ⅰサムエル19:1-7
本当の友ヨナタン


Ⅰ.友を隠したヨナタン(1-3)

 サウルは息子ヨナタンとそのすべての家来にダビデを殺せという指令を出しました。ヨナタンは父親の命令に従うべきか、愛する友を生かすべきかという、悩みに陥るようになりました。サウルのねたみによって、ヨナタンの友情は試練を受けるようになりました。しかしヨナタンは危険にさらされたダビデを負担に思わず、むしろさらに愛しました。それで父王がダビデを殺そうとしていることを知らせ、密かなところに隠しました。ヨナタンの愛は苦難の中でも友を愛する変わることのない愛でした。また友が苦難の中にいる時、助ける本当の愛でした。苦難の時に助ける友が本当の友です。

Ⅱ.神様の側に立ったヨナタン(4-7)

 ヨナタンは友ダビデと父サウルの間に葛藤せずにはいられませんでした。しかし彼は神様の側に立ちました。神様の側から見る時、父親のねたみが問題でした。ヨナタンは父親にダビデの謙遜と、彼を通して成し遂げられる救いの御業を思い起こさせ、罪のないダビデを殺すことは罪なので悔い改めるように勧めました。サウルはヨナタンの言葉を聞いて一時的には悔い改めました。ヨナタンがここまでできたのは、ダビデを偏愛していたからではありません。むしろ、彼は父親が真理の側に立つように助けたように、神様の側で考える霊的な人だったから、それが可能だったのです。


祈り:主よ!私を罪から救ってくださり、友としてくださる主に感謝します。私も苦難に処せられた人々を愛し、助ける本当の信仰の友になるように、助けてください。

一言:苦難の時、助ける友が本当の友



2007年 08月 14日 (火)

Ⅰサムエル19:8-24
サウルもまた、預言者のひとりなのか


Ⅰ.悪い霊が臨んだサウル(8-17)

 ダビデはヨナタンの助けによって再びサウルの前に立つようになりました。ところが再びペリシテとの戦争が起きると、ダビデが出て行って大勝を収めて戻って来ました。するとサウルの心には再びねたみが起き、悪い霊が臨みました。彼はまた発作を起こし、持っていた槍を投げて、ダビデを壁に突き刺そうとしました。憎しみによって、彼はこのように残忍になり、ダビデを殺そうと執着するようになりました。比較意識は悪い霊を引き寄せ、悪霊が臨む時、サウルのように自分も知らないうちに、さまざまな悪を行なうようになります。

Ⅱ.神様の霊が臨んだサウル(18-24)

 私たちはサウルを通して、何が人の内面を支配するかによって、その人がどれだけ違ってくるのかを、学びます。ダビデを殺すことに執着したサウルは、ダビデの家に人を送って彼を殺そうとしましたが、ダビデはサウルの娘であり自分の妻であるミカルの助けによって逃れました。その後、サウルは、ダビデを殺すために彼がいるところに使者を遣わしましたが、かえって預言をしてしまったのです。そこで、サウルが自らサムエルの監督しているラマの預言者学校に行きましたが、そこの霊的な雰囲気に感化され、彼にも神様の霊が臨むようになりました。すると彼も預言するようになり、一昼夜の間、裸のままで倒れているほど、幼子のように純真になりました。それで「サウルもまた、預言者のひとりなのか。」と言われるようになりました。どんな人も聖霊が臨むと変えられ、新しい人になります。


祈り:主よ!私が心の中にある全ての悪い考えを悔い改めます。私の心の中に聖霊が臨まれ、私を新しい人に変えてください。

一言:聖霊よ、来てください。


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