2007年 08月 19日 (日)
困窮している者の牧者ダビデ
Ⅰ.困窮している者の牧者になったダビデ(1-5)
ダビデは追われた人でした。しかし多くの人が彼について行きました。家族はもちろん、困窮している者、負債のある者、不満のある者たちが彼のところに集まって来ました。預言者ガドも彼を助けました。どのようにして将来がなく逃亡するダビデがそのように多くの人々の牧者になることができたのでしょうか。ダビデ自身がまさに困窮している者であり、負債のある者であり、不満のある者なので、彼らの痛みと苦痛をもっともよく理解できたからです。それでダビデは彼らの悲しみを共にし、彼らを抱く牧者の心情を持つことができました。人は自分を抱いてくれる成熟した人に従います。神様は私たちを、この時代のさまよう若者のたましいの牧者として立ててくださいました。
Ⅱ.孤独で悲しむサウル(6-10)
サウルは王としてすべての家来たちを従え、権利を奮う座にいました。しかしサウルは気が狂うぐらいに孤独で悲しみました。彼は家来たちも信じることができず、息子までも敵とみなしました。その時誰も彼を助けませんでした。なぜサウルはこのようになったのでしょうか。それは彼が神様を信じず、また人を神様の目から見なかったからです。それによって彼は極度の比較意識に陥り、多くの人を苦しめました。他人と比較意識が極度に強くなれば、全ての人が競争者であり、敵に見えます。
祈り:主よ!私が困窮した者、負債を負っている者、不満のある者を深く理解し、牧者の心情で抱く者になるようにしてください。
一言:人を抱こう
2007年 08月 20日 (月)
祭司85人を殺したサウル
Ⅰ.忠臣アヒメレク(11-17)
サウルはダビデが祭司アヒメレクからパンをもらって食べ、ゴリアテの剣を持って逃げたことを、知るようになりました。その瞬間サウルの体からは殺気で満ち溢れました。サウルはすぐにアヒメレクの家の者全部、すなわち祭司たちを呼び寄せ、彼らの罪を追及しました。その時、アヒメレクはサウルに自分の潔白を主張しただけではなく、サウルのあやまちを悟らせました(14,15)。ダビデがサウル王の最も忠実な忠臣であり、婿であり、護衛の長、尊敬されている人だと弁護しました。
彼が殺気あふれるサウルの前で、どうやってこのように大胆になることができたのでしょうか。これは彼が忠実な神様のしもべであり、祈る人だったからです(15)。またサウルより神様をもっと恐れたからです。しかし悔い改めることを知らないサウルはアヒメレクを始め祭司85人とその家族を無残に虐殺してしまいました。神様に忠実である人こそ、本当の忠臣になることができます。
Ⅱ.奸臣ドエグ(18-23)
ドエグはサウルの関心を買うために、アヒメレクの美しいことばを、おぞましい言葉でさえぎりました。またサウルの家来たちが神様の祭司を殺すことを嫌ったとき、彼は殺人の道具となり、祭司たちを殺しただけではなく、その家族とその町の家畜までも撲殺してしまいました。ドエグは暴君には忠実だったかもしれませんが、神様には敵となりました(詩52篇)。
祈り:主よ!主にまず忠実でなければ、本当に忠実な人になることができないことを悟ります。人に従うより、主に忠実であります。
一言:本当に忠実である道
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