2007年 08月 27日 (月)
神様の時を待つダビデ
Ⅰ.ダビデを殺そうとするサウル(1-5)
サウルは前に「ダビデを殺さない」と誓いを立てました(24:16-22)。しかしそれは感情に基づいたものであって、心から悔い改めたものではありませんでした。それで彼は再びダビデを殺そうとしました。彼は三千人の兵士を率いて、ジフの荒野に下って行き、ダビデを打つために陣を敷きました。サウルは神様の御旨をよく知っていました。しかし彼は力で神様の御旨を拒み、自分の計画を成し遂げようとしました。彼は神様の御声を聞かずに、人間的な衝動と感情によって生きる者でした。
Ⅱ.サウルを殺さないダビデ(6-12)
ダビデにサウルを殺す良い機会が来ました。アビシャイが夜にサウルの陣営に行って見ると、サウルが幕営の中で横になって寝ており、彼を警護するアブネルも兵士たちも、その回りに眠っていました。アビシャイは、これは神様がくださった絶好のチャンスだと言って、サウルを殺すことを進言しました。しかしダビデは神様に油注がれた者を打つ罪を犯さないように禁じ、神様が生きておられ、神様が必ず彼を打たれる日が来るか、あるいは戦いに下った時に滅ぼされるだろうと言いました。
ダビデはサウルを殺すことで、神様に油を注がれた王になり、容易に神様の御旨を成すことができました。しかし彼は神様の時を待ち、苦難の道を耐え忍びました。ダビデは自分の計画を成し遂げるのに焦りませんでした。
祈り:主よ!私が自分の計画を行なうのに心を騒がせます。主の時を待ち、苦難の中でも主に頼るように助けてください。
一言:神様の時
2007年 08月 28日 (火)
それはきっと成功しよう
Ⅰ.義と真理によって接するダビデ(13-20)
悪を行なう者には悪で報いようとするのが人間の心です。しかしダビデはサウルにそのようにしませんでした。ダビデに、また敵サウルをなきものにできる機会が与えられましたが、ダビデはサウルの枕もとにあった槍と水差しだけを持って逃れました。そしてサウルに「なぜ、わが君はこのしもべのあとを追われるのですか。私が何をしたというのですか。私の手に、どんな悪があるというのですか。」と訴え、サウルが神様の御旨を分別するように諭しました。
ダビデはサウル自身が悟り、立ち返るように忍耐を持って、神様の真理によって助けています。神様の主権と時を待つ信仰がある時、真理にそって悪人に接することができます。
Ⅱ.ダビデを祝福するサウル(21-25)
ダビデの高潔さを通して、サウルは良心の呵責を受けるようになりました。彼は自ら罪を犯したことを認めました。もう悪を行なわないと決心しました。さらには、ダビデのために祝福を祈りました。「わが子ダビデ。おまえに祝福があるように。おまえは多くのことをするだろうが、それはきっと成功しよう。」(25)。
ダビデは真理によってサウルの悪を砕き、勝利しました。悪を悪で報いる時、また別の悪をもたらします。しかし真理はついに悪を征服し、勝利します。真理で悪を征服するためには、信仰と忍耐が必要です。
祈り:主よ!私がダビデのように悪を真理によって征服できる信仰と忍耐の人になるように助けてください。
一言:悪を真理で征服しよう
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