聖書別日ごとの糧   >>   サムエル記Ⅰ[2007]

2007年 08月 30日 (木)

Ⅰサムエル28:1-14
霊媒をする女のところに行ったサウル


Ⅰ.恐れるサウル(1-7)

 ペリシテ人がイスラエルと戦おうとして軍隊を召集しました。ところが、イスラエルの霊的な指導者であるサムエルが死にました。外ではペリシテ人の侵攻、中ではサムエルの死によって、イスラエルはそれこそ国家存亡の危機を迎えるようになりました。するとサウルは一時的に霊媒や口寄せを追い出していました。ペリシテとの戦争で、神様の助けを受けようとしたのです。しかしサウルはペリシテ人の陣営を見ると、神様の助けを信じることができず、恐れ、心がひどくわななきました(5)。

 神様を信じることができず、利用しようとする者は絶対に神様の力を受け入れることができません。神様は、自分が必要な時にだけ訪ねて来る者の祈りに、答えられません。

Ⅱ.霊媒をする女のところに行ったサウル(8-14)

 彼は不信と恐れを悔い改めて、神様を信じて祈らなければなりませんでした。しかしサウルは悔い改める代わりに、変装して夜道を歩き、霊媒をする女のところに行きました(8)。サウルが霊媒をする者たちをみな追い出しながらも、自分は霊媒をする女のところに行った理由は何でしょうか。あまりにも恐ろしく不安で、あれこれと選ばず、やって見ることでした。ところが、だからと言って恐れと不安がなくなるわけではありません。日頃に罪深い生活を悔い改め、神様に出て行き、信仰によって祈る道こそ、平安を見つける方法なのです。


祈り:主よ!私が危機に処せられる時には生きておられる神様に頼る信仰をください。

一言:神様に尋ねない罪(Ⅰ歴10:14)



2007年 08月 31日 (金)

Ⅰサムエル28:15-25
神様に捨てられたサウル


Ⅰ.サウルをお捨てになった神様(15-19)

 ペリシテ人が軍隊を率いると、サウルは神様に尋ねて行きました。しかし神様はサウルに何の答えもされませんでした。神様はサウルから去り、彼の敵になられました(16)。今サウルとその息子、そしてイスラエルの民はペリシテ人の手に渡され、王位はダビデに移るようになるのです(19)。

 この全ての結果がどこから来たものでしょうか。「あなたは主の御声に聞き従わず、燃える御怒りをもってアマレクを罰しなかったからだ。それゆえ、主はきょう、このことをあなたにされたのだ。」(18)。不従順を些細なことだと、思ってはいけません。小さな不従順が神様から捨てられる結果を招きます。今までの不従順を心痛めて悔い改め、神様に対する従順を学ばなければなりません。

Ⅱ.地上に倒れたサウル(20-25)

 サムエルの口寄せを通して、自分に対する言葉を聞いたサウルは、そのまま倒れてしまいました。彼をさばこうとされる神様の御声を聞いて非常に恐れたからです。それに、恐れのために、一日中食事をすることができず、力がうせてしまいました。彼は自分に降りかかる神様の怒りとさばきに対する恐れのために絶望しました。神様に捨てられることより、悲しいことはありません。神様のさばきより、恐ろしいことはありません。


祈り:主よ!主に従わなければ、自由で楽なようですが、ついには破滅に至ります。私が主の御言葉に恐れ、聞き従う者になるように助けてください。

一言:主の御言葉を聞いて従わなければ


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