聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2012]

2012年 11月 22日 (木)

列王記Ⅰ16:1-34
ほかの誰よりも悪を行なったアハブ

Ⅰ.全家が滅ぼされたバシャ(1-14)
 神様は、預言者エフーを通して、イスラエルの王バシャに、彼とその家族がさばきを受けること、を話されました。それは、バシャが神様の恵みを忘れてヤロブアムの道に歩み、イスラエルに罪を犯させたからです(2)。神様はバシャを通して、偶像崇拝の罪を犯したヤロブアムの全家を滅ぼされましたが、バシャもその警告を受け入れず、ヤロブアムと同じ罪を繰り返したことで、神様のさばきを招きました。彼の子エラが王になりましたが、ジムリが謀反を企て、バシャの家の中で一人残らず男だけを殺しました。これによって、エフーを通して話された神様の御言葉が成就しました(12)。歴史意識がなく、また、歴史の警告を受け入れなければ、先祖たちの罪の陰を引きずって、それを繰り返す愚かなことを行なってしまいます。
Ⅱ.すべての人よりも悪を行なったアハブ(15-34)
 イスラエルは、その陣営で将軍オムリを王として、ジムリを退けました。これは、ジムリの悪に対する神様のさばきでした。ところがオムリも、ヤロブアムの全ての道を歩みました。また、彼の息子アハブ王は、彼以前のだれよりも主の前に悪を行ないました(30)。彼はヤロブアムの罪に従って歩み、外国の女イゼベルと政略結婚をしました。また、偶像のバアルを崇拝し、アシェラの像も造ったことで、混合主義に陥りました。私たちが徹底的に罪と戦わなければ、罪の勢力が日を増して強くなり、結局は私たちを支配してしまいます。

祈り:主よ!私が歴史の教訓を深く受け入れるように助けてください。

一言:歴史の教訓


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