聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2018]

2018年 11月 21日 (水)

列王記第一1:1-27(5)
王になろうとしたアドニヤ

 それで、ナタンはソロモンの母バテ・シェバを尋ね、アドニヤが王になろうとしていることを告げました。そして彼女にソロモンを王として立てる計画を伝えました。ナタンがソロモンを王に立てようとしたのは、それが神様のみ旨だったからです。神様のみ旨に逆らい、野心を抱いて王になろうとするアドニヤには、王になってほしくないと考えていました。それで勢力を築き上げているアドニヤと真っ向して、ソロモンを王に立てる計画を立てたのです。アドニヤは自分こそが王になるべきだと思っていました。神様のみ旨や父の計画よりも、自分の考えに従っていました。野心を抱き、王になろうとしました。野心を抱くような者に、神様のみ旨を悟ることはできず、悟り得てもみ旨に逆らうだけです。主は野心をもつ者を低められます。神様のみ旨に従い、自分を謙遜に低める者に恵みを施されます。

適用:野心を抱いて自分で自分を高めようとしていませんか

一言:主を高めましょう



2018年 11月 22日 (木)

列王記第一1:28-53(30)
必ずそのとおりにしよう

 ダビデが約束した通りにソロモンを王に立てる際、アドニヤが反乱を起こし、王子同士で王位争いを起こしかねない状況にありました。ほかの人であればこのような時、政治的な妥協を試みたかもしれません。以前自分の力があったときに約束したもので、今は力がなくなり状況が変わったので、もう一度約束を考え直すとしたかもしれません。しかし、ダビデはイスラエルの神、主にかけて誓ったことを守ろうとしました。ダビデは、ソロモンに油を注ぐため、祭司ツァドクと預言者ナタン、それにベナヤを呼びました。彼らはダビデ王の命じた通りソロモンを雌騾馬に乗せ、ギホンへ行き、油を注いで王としました。ダビデが主への誓い通りに行ったとき、民はこぞってソロモンを王と認めました。アドニヤに従っていた人々も散り散りになり、アドニヤは祭壇の角をしっかり握って、命乞いをしました。
 アドニヤが王になろうと勢力を伸ばしている中でしたが、ソロモンを王に立てるのが神様の御心であることをダビデは知り、御旨に従いました。神様が真実な方であることを、身をもって知っていたので、ダビデは自分の誓いを守れたのです。また、神様のみこころをなそうとする際、神様が働いてくださることもダビデは知っていました。だから彼はすべての危険を押し切ってでも、ソロモンを王として立てることができました。

適用:主の御前で誓ったことを守っていますか

一言:誓い通りに行いましょう


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