聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2019]

2019年 01月 10日 (木)

列王記第一9:1-28(7)
聖別した宮を投げ捨てよう

 ソロモンは、二十年かけて神殿と王宮を建てた後にも、続けて城郭の建築に熱心に取り組みました。これは、おもに、戦争に備えての陣地でした。また、ソロモンの中央執権的な統治を強化するための戦略でした。彼は、領土内に建てたかった建物は全て建てました。民は長い建築によって、疲れ果てたことでしょう。ここに動員された役務者たちはカナン人で、本来、神様が滅ぼせ、と命じられた人々です。しかし、ソロモンは、彼らを残しておき、建築に必要な労働力として活用しました。ソロモンは、主のために祭壇を築き、海外の貿易も完成させましたが、神様の心からは、次第に遠ざかって行きました。彼は繁栄の時、外的な政治の功績だけを積むのではなく、神様の御言葉に聞き従って、民を顧みることに力を入れなければなりませんでした。神殿を建てたからといって、それが免罪符になるのではありません。いつも、恐れ敬う心で御言葉に聞き従い、主の戒めを守り行なわなければなりません。

適用:恵みをよく担っていますか

一言:神様に心をささげよ


<<(1)    前のページ(5)    6    次のページ(7)    (19)>>

聖書別日ごとの糧