聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2019]

2019年 01月 16日 (水)

列王記第一13:1-10(2)
ベテルの祭壇に向かって裁きを告げる神の人

 祭壇に対する裁きのメッセージを聞いたヤロブアムは、怒って、手を伸ばして彼を捕らえるように命令を下しました。すると、神の人に向けて伸ばした手は、しなびてしまいました。それと同時に、神の人が言ったとおりに祭壇は裂け、灰は祭壇からこぼれ出ました。ヤロブアムは神の人に自分のために祈ってほしいとお願いしました。神の人が主に願ったので、王の手はもとに戻り、前と同じようになりました。そこで、ヤロブアムは神の人を宮殿に招き、もてなして懐柔しようとしました。しかし、神の人は御言葉に基づいて断固として断りました。しかも、ベテルに来た時の道を通らず、ほかの道を通って帰ることで隙を与えませんでした。ヤロブアムは、自分の有益のために自分勝手に振舞ったので、神様の怒りを引き起こしました。それに比べて、ユダから来た神の人は、徹底的に御言葉に聞き従ったので使命を果たすことができました。

適用:自分勝手に振る舞っていませんか

一言:徹底的に御言葉に聞き従い



2019年 01月 17日 (木)

列王記第一13:11-34(21,22)
主のことばに背いた神の人の最後

 こうなってしまったのは、神の人が最後まで目を覚ましていることができず、預言者バラムのように欲に目がくらんだからです。彼らが食卓についていた時、主のことばが年寄りの預言者の口を通して神の人に臨まれました。彼が裁きを受けるのは、ヤロブアムとベテルの祭壇を裁く使命を任されたにもかかわらず、自分自身は主のことばを最後まで掴んで、守ることができなかったからです。結果的に、彼は先祖の墓に入ることもできず、獅子に裂き殺されてしまいました。獅子がその人だけを攻撃したことから、明らかに神様の裁きであることが分かります。このことがあって後も、ヤロブアムは悪い道から立ち返ることもせず、引き続き、一般の民の中から祭司を任命するなど、主のことばから離れて自分勝手に振舞う罪を止めませんでした。

適用:主のことばに背くようにさせる誘惑がありますか

一言:最後まで主のことば通りに


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