聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2019]

2019年 01月 27日 (日)

列王記第一20:1-21(13)
わたしは、きょう、かれをあなたの手に引き渡す

 ちょうどそのころ、ひとりの預言者がイスラエルの王アハブに近づいて言いました。「あなたはこのおびただしい大軍をみな見たか。見よ。わたしは、きょう、これをあなたの手に引き渡す。あなたは、わたしこそ主であることを知ろう。」大軍を見て恐れをなし、戦う意欲さえ喪失していたアハブに、神様は勝利の確信と勇気を与えてくださいました。アハブは諸国の首長に属する若い者232名と、イスラエル人7千人を募集しました。しかし、大軍を前にしてはあまりにも弱い集まりでした。
 イスラエル軍が真昼ごろ出陣してみると、ベン・ハダデは王たちと酒を飲んで酔っていました。ベン・ハダデはすっかりうぬぼれてしまったのでしょう。イスラエル軍がまさか攻めてくるとは彼は予想だにしていなかったのでしょう。安易に考えていた彼は逆襲を受けました。イスラエル軍がサマリヤから出て、相手を打ち始めました。アラムは逃げ、ベン・ハダデは馬に乗り、のがれました。この機会を逃さず、イスラルの王は出て来て、馬と戦車を分捕り、アラムを打って大損害を与えました。戦いの勝利は人の多さ、少なさにかかっているのではありません。戦いは神様の領域です。恐れを退けて、信仰を持って挑む者に、神様は勝利を与えてくださいます。

適用:いま私を怖がらせるものがありますか

一言:あなたの手に引き渡す



2019年 01月 28日 (月)

列王記第一20:22-43(42)
聖絶しようとした者をあなたが逃がしたから

 ときに、ひとりの神の人が王に近づいて、このおびただしい大軍をイスラエルの手に渡し、それによって、神様こそ主であることを知るようになると確信を与えてくださいました。戦いが始まると、イスラエル人は一日のうちにアラムの歩兵十万人を打ち殺しました。ベン・ハダデは町の奥の間に入り隠れました。ベン・ハダデと家来たちは降伏し、命乞いをしました。神様が渡してくださったのですから、イスラエルの王は彼らを滅ぼすのが当然でしたが、彼らの言い分を聞き入れてしまいました。この勝利は神様から与えられたのに、彼は自分で戦って得たものだと傲慢になっていたのです。神様のみ旨や栄光だったとは考えもしませんでした。苦労して捕まえたベン・ハダデを結局解放してしまったのです。
 それから、一人の預言者が目の上にほうたいをして王の前に近づきました。主が聖絶しようとした者を王が逃がしたから、王のいのちは彼のいのちの代わりとなり、民は彼の民の代わりになると、預言者は王を責めました。勝利の時、神様のみ旨と栄光を考えもせず、勝利に酔いしれていると、神様に仕えることをやめてしまいやすいです。勝利の時、神様に栄光を返し、神様のみ旨を探り、従うべきです。

適用:勝利の喜びに酔いしれて緊張をほどくような時がありますか

一言:最後まで神様のみ言葉通りにしましょう


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