聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 01月 19日 (土)

Ⅱ列6:1-23
彼の目を開いて、見えるようにしてください

 アラム王がイスラエルと戦った時、頻繁に作戦が漏れ、苦労をしました。彼が家来たちと共に秘密軍事会議を開き、心血を注いで決定した作戦は無用の長物になっていました。彼は、エリシャがイスラエルの王にこの全てのことを知らせていることを知り、兵士たちを送って、彼を捕らえようとしました。
 エリシャの召使は、町を包囲している馬と戦車と大軍によって、ひどい恐れに捕らわれました。ところがエリシャは、「恐れるな。私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者より多いのだから。」と言いました。召使は何も見えなかったので、理解できませんでした。それでエリシャは祈りました。「どうぞ、彼の目を開いて、見えるようにしてください。」すると、主がその若い者の目を開かれました。彼がみると、火の馬と戦車がエリシャを取り巻いて山に満ちていました。目が開き、神様の軍隊を見ると、彼の恐れは消えました。さらに進んで、エリシャはアラムの軍隊の目を暗くして、サマリヤへ連れて行き、逮捕しました。私たちは今、目に見えるものだけを見ています。見えるものが全てだと考えます。それで、目に見えることだけを見て、恐れる時が多くあります。しかし私たちの霊的な目が開かれると、神様の世界が見えて来ます。驚くべき信仰の世界が開けて来ます。神様が、閉ざされた私の霊的な目を開いてくださり、この信仰の世界を見せてくださるように、祈らなければなりません。また、罪によって閉ざされた学生たちの霊的な目を開き、霊的な世界を見るように、祈らなければなりません。

祈り:主よ!私の閉ざされた霊的な目を開いてください。それで主の不思議な世界を見るように、助けてください。

一言:開いてください



2013年 01月 20日 (日)

Ⅱ列6:24-33
これは主からのわざわいだ

 この後、アラムの王ベン・ハダデが全軍を率いて、サマリヤを包囲しました。サマリヤの町は、完全に包囲され、ひどいききんが起こりました。しかし、このような国家的な災いの時、王は民たちに何の助けも与えることができませんでした。
 ひとりの女を通して、耳にした訴えは、あまりにも衝撃的なものでした。食べる物がなくなると、子どもたちを順番に食べることにしましたが、実際に、その日、彼女の子どもを煮て食べました。ところが、次の日、別の女は、食べようとした子どもを隠しておいた、と言うのです。自分の子どもを煮て食べるとは、本当に言葉では言い表せない残酷な惨状でした。この全ての悲劇は、どこから来たのでしょうか。これは、神様から来た、神様のさばきでした。神様は、ひどい偶像崇拝に陥ったイスラエルの王と民たちを、厳しいわざわいを通して、懲らしめました。それを通して、彼らが罪を悟り、悔い改めることを、願われました。このわざわいの前に、王から始まって全ての民と共に、国家的な悔い改め運動を起こすべきでした。しかし彼は、女の話を聞いて苦しむだけで、悔い改めませんでした。代わりに、全てのことをエリシャのせいにして、殺そうとしました。彼自身も、わざわいが神様から来たことを知っていましたが、最後まで、かたくなでした。神様は、時には、残酷なわざわいを通して、私たちを懲らしめる時があります。国家的な災い、家庭の問題、個人の問題を起こされます。私たちは、その時悔い改めて、神様に立ち返らなければなりません。最後まで、意固地になることは、さらに大きな災いを招くことになります。

祈り:主よ!わざわいの時に、謙遜に悔い改めて、神様に立ち返る者になるように、助けてください。

一言:わざわいは悔い改めのチャンス


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