聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 02月 16日 (土)

Ⅱ列18:1-16
主はともにおられる

 ヒゼキヤがユダの王になりました。ヒゼキヤは、すべてダビデが行なったように、主の目にかなうことを行ないました。主がモーセに命じられた戒めを、ことごとく守り行ないました。いろんな高き所を取り除き、石の柱を打ち壊し、アシェラ像を切り倒しました。民たちが、モーセの作った青銅の蛇に香をたくと、それも打ち砕きました。当時、強大国だったアッシリヤの王を退け、仕えることをしませんでした。これは、ヒゼキヤが主なる神様に頼ったからです。神様に頼ることだけが、イスラエルの唯一の救いだと信じていたからです。神様は、このようなヒゼキヤを祝福され、彼と共におられました。彼がどこに行っても、成功をさせました。神様は、徹底的に神様に頼り、その戒めを守る人と共におられます。滅びるかのようですが、成功するように、祝福してくださいます。
 ヒゼキヤの王の第四年に、アッシリヤによって、イスラエルが滅ぼされました。アッシリヤ王はユダにまで上って行き、ユダのすべての堅固な町を攻め取りました。すると、ヒゼキヤはアッシリヤの王に使いを送って、和親を求めました。アッシリヤ王が要求する莫大な賠償金も支払いました。神様にだけ頼っていたヒゼキヤは、イスラエルの滅亡に衝撃を受けたようです。また、ユダの堅固な町が次々に落ちて行くと、恐れに捕らわれたようです。神様に頼っていても、危険を受けることもあります。その時、ヒゼキヤのように妥協してしまいがちです。しかし、その時にも、最後まで神様に頼らなければなりません。信仰を守らなければなりません。

祈り:主よ!私が信仰によって生きる時、共におられ、成功させてくださる神様を堅くつかむように、助けてください。

一言:神様が共におられる



2013年 02月 17日 (日)

Ⅱ列18:17-37
答えなかった民たち

 アッシリヤの王は、お金だけを受け取って、大軍を率いて、エルサレムに上って来ました。ラブ・シャケはユダの代表者たちに恐れを植えつけました。ラブ・シャケは、「もしおまえのほうで乗り手をそろえることができれば、私はおまえに二千頭の馬を与えよう」と言いました。
ユダが逆立ちしても、アッシリヤの最も小さい家来のひとりの総督をさえ撃退することはできない、と言いました。いくらユダの国力が弱いからと言っても、このような微力なはずはありません。それでもラブ・シャケは、ユダが自ら自分の弱さを認め、絶望し、降伏するように、心理作戦を取りました。サタンは、私たちが自ら過小評価し、絶望するように、誘導します。小さなあやまちと短所をついて、絶望させます。むしろ戦いを放棄するように誘導します。私たちは、サタンの戦略に騙されてはいけません。
 ラブ・シャケは、町の中にいる人々に、「主に信頼せよ」というヒゼキヤの言葉に惑わされるな、と言いました。降伏すれば、豊かに食べることができると、甘い言葉でささやいて、誘惑しました。また、どの神々も、アッシリヤの手から自分の国を救い出せなかった、と言いました。ラブ・シャケの言葉は、全く偽りというわけではありませんでした。根拠のある言葉で攻撃しました。だからと言って、全部が全部、真実であるのではありませんでした。しかしアッシリヤの軍勢があまりにも威風堂々としていました。民たちはラブ・シャケと話をすれば、流されてしまいます。それで民たちは黙っていて、一言も答えませんでした。私たちは、サタンが恐れと不信仰を受ける時、考えずに、答えてはいけません。話をすると、惑わされてしまいます。

祈り:主よ!私が、サタンが不信仰と絶望を植える時、相手にせず、話を中断させることができるように、助けてください。

一言:サタンと話してはいけない


<<(1)    前のページ(14)    15    次のページ(16)    (22)>>

聖書別日ごとの糧