聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 02月 18日 (月)

Ⅱ列19:1-7

 ヒゼキヤ王はラブ・シャケの言葉を聞いて、自分の衣を裂き、荒布を身にまといました。敵将から、神様と神様の民が侮辱されることに、ひどく憤りました。同時に、苦難と懲らしめと侮辱の日に、自らそれを払拭する力がないことを悔やみました。イスラエルとヒゼキヤは、子どもがうまれようとするのに、それを産み出す力がない女のように、肉体の力も気力もありませんでした。現実を見ると、ヒゼキヤは使者を送って、アッシリヤの王に降伏しなければならない状態でした。しかし彼は預言者イザヤに人を送りました。イザヤに、「残りの者のために、祈りをささげてください」と頼みました。彼自身も宮でほかのことをせずに、祈りだけをしました。私たちも苦難と侮辱を受けながらも、産み出す力のないように、無力でやるせなく思う時があります。私たちは、この苦しみを抱いて、神様に出て行って祈らなければなりません。羞恥と屈辱を払拭してくださるように、祈らなければなりません。
 イザヤはヒゼキヤに神様の御言葉を伝えました。アッシリヤの家来から聞いた言葉によって、恐れるなと言われました。神様は彼らのうちに一つの霊を入れ、彼らはあるうわさを聞いて自分の国に引き揚げます。その国で彼を剣で倒す、と話されました。ヒゼキヤやイスラエルが剣を振り回さなくても、アッシリヤの軍隊を退け、恥を取り除くと言われました。神様は、剣を振り回さなくても敵を退けることができる、方です。私たちは、この神様に頼らなければなりません。

祈り:主よ!私が恥と苦難の日に、神様に頼り、祈れるように助けてください。

一言:屈辱の時に祈り



2013年 02月 19日 (火)

Ⅱ列19:8-28
あなただけが神であることを知りましょう

 アッシリヤ王は再びヒゼキヤに使者を送りました。「神様がエルサレムをアッシリヤの手に渡されない」という言葉を信用してはならない、と警告しました。アッシリヤに滅ぼされた国々のどの神も、その民を救うことができなかった、と忠告しました。ヒゼキヤは、その手紙を持って主の宮に入り、主の御前に開いておいて、祈りました。ヒゼキヤは、アッシリヤの諸王が国々を滅亡させましたが、「その神々が神ではなかったからだ」と告白しています。神様に、生ける神をそしるセナケリブの言葉を聞いてください、と祈りました。ユダをアッシリヤから救ってくださって、地のすべての王国が、主こそ神であることを知らせるように、祈りました。ヒゼキヤは、神様だけが真の神であり、唯一の神様であることを信じました。生ける神をそしるアッシリヤ王の言葉に、ひどく憤りました。私たちも、ヒゼキヤのように、生ける神様をそしる言葉に、憤らなければなりません。唯一のまことの神様の栄光が現れるように、祈らなければなりません。
 神様は、イザヤを通して、ヒゼキヤの祈りを聞いた、と言われました。シオンをさげすみ、神様をそしる言葉を聞いたと、言われました。神様がアッシリヤ王に力をお与えになったのに、それを知らず、全ての高ぶった心を聞いた、と言われました。今、神様はアッシリヤ王の鼻に鉤輪を、口にはくつわをはめて、もと来た道に引き戻すと、言われました。神様は、神様をののしる傲慢な言葉をみな聞かれる、方です。そのような傲慢な者を、必ず引きずり降ろす方です。

祈り:主よ!私が、ただ神様だけが真の神様であることが現わされるように、祈る人になるように助けてください。

一言:唯一の神様



2013年 02月 20日 (水)

Ⅱ列19:29-37
アッシリヤを打った主の使い

 神様は、ユダの民に、「しるしを見せる」と約束されました。今年と来年には、落ち穂から生えたものを食べるようになります。三年目には、種を蒔いて刈り入れ、ぶどう畑を作ってその実を食べます。ユダの民は、再び下に深く根を張り、上に実を結ぶようになります。一方、アッシリヤの王はこの町に侵入することはできず、再び来た道を引き返すようになります。ユダは力がありませんでしたが、神様がその町を保護し、救ってくださいます。神様が私たちを保護し、救ってくださるなら、私が植えなかったものを食べるようになります。豊かな実を食べるようになります。神様が保護される人には、このような祝福があります。
 神様が話されたその日の夜、主の使いがアッシリヤの陣を打ち殺しました。朝、起きて見ると、アッシリヤ軍十八万五千人がみな死体となっていました。本当に驚くべきことでした。神様は、約束通りに主の使いでその町を保護してくださいました。周りの国々を恐れさせ、荒野にしたアッシリヤの勇敢な兵士たちも、主の使いが打つと、一晩のうちに死体となってしまいました。神様をあなどったアッシリヤの王も死体となってしまいました。これを通して、神様だけが唯一の神様であり、真の神様であることが現れました。神様だけが、本当の救い手であることが、現れました。この神様が今も私と共におられ、保護しておられます。私たちは、恐れの問題があっても、この神様の保護だけを信じなければなりません。

祈り:主よ!私がどんな恐れの状況の中でも、主の使いが私を保護しておられる信仰を持つように、助けてください。

一言:主の使いが私を保護してくださる


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