聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 02月 23日 (土)

Ⅱ列21:1-18
さらに悪いことを行なった

 マナセが王になってから、ユダは急速に堕落して行きました。マナセは、主が追い払われた異邦の民の忌みきらうべきならわしをまねました。ヒゼキヤが打ち壊した高き所を築き直し、アハブをまねて、バアルのために祭壇を立て、アシェラ像を造りました。何よりも深刻なことは、主の宮を汚したことです。主の宮に、偶像の祭壇と天の万象のために祭壇を築きました。また、自分が造ったアシェラ像も主の宮に立てました。主の宮は、神様がご自分の民の中に、「いつまでも共にいる」という約束によって、与えられた恵みの贈り物です。神様は、宮をお与えになる時、「イスラエルが神様の御言葉に聞き従うなら、今後、その地から追い払うことはしない」と約束されました。ところが、その民は神様の御言葉に聞き従いませんでした。マナセは彼らを迷わせ、根絶やしにされた異邦人よりも、さらに悪いことを行なわせました。神様の民は、異邦の民たちに、聖い影響を及ぼすように選ばれた尊く、特別な存在です。しかし、彼らがこの恵みを担うことができなければ、異邦の民よりも、さらに悪い存在として転落してしまいます。
 神様は、預言者たちを通して、災いを警告されました。ユダとエルサレムを、サマリヤとアハブの家を測るのに使ったおもりで、判断すると言われました。神様の民だからといって、神様のさばきの基準が違って来るわけではありません。神様は、「人が皿をぬぐい、それをぬぐって伏せるように、エルサレムをぬぐい去る」と言われました。神様の選ばれた器であっても、罪によって汚れるなら、みなぬぐい去られてしまいます。神様は、その民であっても悔い改めないなら、徹底的にさばく聖なるさばき主です。

祈り:主よ!私が悔い改めなければ、世の民よりも、さらに悪い者になってしまうことを知り、いつも謙遜に悔い改めることができるように、助けてください。

一言:異邦の民よりも、悪い者になってしまうことがある


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