聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 02月 24日 (日)

Ⅱ列22:1-7
宮の破損を修理したヨシヤ

 ヨシヤは幼い年で王になり、三十一年間統治しました。彼は主の目にかなうことを行ないました。人の前で生きず、神様を恐れ敬って生きました。彼には、人生の模範がありました。彼の先祖ダビデが歩んで来た道です。父アモンと祖父マナセが悪い道を歩んでも、先祖ダビデの影響を受けたのは、神様の大きな恵みでした。ダビデは神様を愛し、神様の御言葉通りに生きる人生の足跡を残しました。ヨシヤはダビデの道を歩み、右にも左にもそれませんでした。罪が満ちた世の中で、私たちが学ぶべき模範的な信仰の先祖がいることは、神様が私たちにくださった大きな祝福です。
 当時、主の宮は破損したまま、放置されていました。これは、ユダの民の信仰の状態を話しています。これによって、ヨシヤは心が痛みました。彼は大祭司ヒルキヤに、民たちの献金で、宮の破損を修理するように、命じました。宮を修理することは、堕落したユダの民たちの心を、神様に向けさせる、霊的な改革の出発点でした。この御業に仕えるだけの、真実な働き人がいることは、堕落したその民の中に残った者の望みがあることを、見せてくれます(7)。宮の回復は壊れた神様との関係性の回復です。ヨシヤは、先祖たちの偶像崇拝によって、壊れた神様とその民の関係性を回復しようとしました。神様と私の間をおおっている偶像を取り除く生活が、私の中にある宮を修理することです。私が、神様のおられる主の宮を回復するなら、幸福と喜びがあります。

祈り:主よ!私の中に、主がとどまることができない偶像を取り除くことで、聖なる宮として回復するように、助けてください。

一言:主の宮を修理しよう



2013年 02月 25日 (月)

Ⅱ列22:8-20
御言葉を聞き、衣を裂いた

主の宮を修理している時、大祭司ヒルキヤは律法の書を見つけました。長い間、律法の書は宮に放置され、読まれていませんでした。書記シャファンがヨシヤ王の前で律法の書を読み上げた時、それを聞いた王は、自分の衣を裂きました。これは、心を引き裂く、悔い改めのしるしでした。ヨシヤ王は、律法の書を通して、ユダの霊的な状態を悟りました。彼らが律法の書に従わず、神様の大いなる御怒りの下にいることを、知ったからです。人は、神様の御言葉を聞くまで、自分がどれだけ深刻な状態にあるのか、が分かりません。神様の律法の御言葉を読んで、ようやく神様の恐ろしいさばきの前にいる自分の姿を悟り、悔い改めることができます。
 女預言者フルダは、ヨシヤ王が読んだ律法の書のすべての言葉通りに、ユダにわざわいをもたらすと言う神様の御言葉を伝えました。その民が神様を捨て、ほかの神に仕えた罪によって、神様の御怒りが消えませんでした。しかし、さばきの御言葉を聞いて心を痛め、神様の御前にへりくだり、自分の衣を裂いて、泣いたヨシヤ王に恵みを施してくださいます。彼が、このわざわいを見ずに、安らかにこの世を去る、と言われました。さばきの御言葉を聞いて、反発するのは、のろわれた心です。自分が罪人であることを認める心、神様の御前でへりくだる謙遜な心、心を痛め泣く悔い改める心が、神様から祝福される心です。神様は、このような人に、特別な恵みを施してくださいます。

祈り:主よ!私が、神様の御言葉の前で、私の罪を悟り、謙遜に悔い改めるように、助けてください。

一言:悔い改める心、祝福される心


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