聖書別日ごとの糧 >> 歴代誌Ⅰ[2000]
2000年 12月 04日 (月)
歴代誌第一10:1-14
サウルの死
サウルの死
Ⅰ.自決したサウル(1-12)
イスラエル人はペリシテ人との戦いで負けて逃げた際、ギルボア山で殺されました。サウルの三人の子どもも追撃され死にました。その時、サウルは異邦人から殺される恥を受けないように自殺をしました(4)。ちょっと考えると、彼は神様の民らしく壮烈な死を選んだようです。しかし彼の自決は卑怯なやり方でした。
彼はその危機が自分の罪によるものであることを悟り(Ⅰサム15:26)、悔い改め、今からでも神様の栄光のために最善を尽くすべきでした。
しかし彼は死ぬ直前までも自分の対面だけを考えました。彼は死んでからも首をはねられる侮辱を受け、その家族と民を悲劇に落とし入れました。
Ⅱ.主に罪を犯したからだ(13,14)
サウルが戦争に負け、悲劇的な最後を迎えたのは彼が神様に罪を犯したからです。神様によって王として立てられた彼は、当然神様の栄光を真っ先に考え、神様の御言葉に聞き従うべきでした。
しかし彼は王になった後、傲慢になり、神様の御言葉を無視し自分の思い通りに行ないました(Ⅰサム15:17-23)。また、危機に処せられた時には神様に尋ねず、霊媒によって伺いを立てました(Ⅰサム28章)。それで神様は彼を負かし、その国を神様の御旨にかなったダビデに与えられました(14)。
祈り:主よ!主は聞き従わない者をさばかれます。私が主の御言葉に聞き従うことで受けた恵みをよく担うことができますように。
一言:聞き従わない者を裁かれる神様
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