聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2000]

2000年 12月 05日 (火)

歴代誌第一11:1-9
統一イスラエルの王になったダビデ

Ⅰ.神様の御言葉通りに王になったダビデ(1-3)
 サウルが死ぬと、全イスラエルはヘブロンに集まって、ダビデを王として招きました。彼らは、神様がダビデをイスラエルの牧者であり、主権者として立てられたことを知っていて、ダビデに油を注いで彼らの王として招待しました。
 これは、神様がサムエルを通して言われた御言葉通りになったのです(Ⅰサム16:1,13)。ダビデは、人間的な方法を使って王になろうとはしませんでした。サウルに追われて命の危険にさらされた時にも、サウルを殺して王になろうとはせずに、荒野での訓練を受けながら時を待ちました。
 そのようにした時、彼は牧者であり王になる内面性を持つようになり、時になると、神様が彼を立ててくださり、民たちが彼を招きました。神様は、信仰によって待つ者には御言葉通りに行われます。
Ⅱ.ますます大いなる者になったダビデ(4-9)
 王になったダビデは、まずエブス族を征服し、シオンの要害を奪い、首都にしました。彼は王になった後、自分の権力を強化することより、まず神様がイスラエルに与えられたカナン征服の使命に聞き従いました。また、地を開拓して首都にすることで、民たちに苦痛を与えませんでした。このようなダビデはますます大いなる者になりました。それは万軍の主がともにおられたからです(9)。
 神様がともにおられる人になる時だけが、大いなる者になることができます。

祈り:主よ!私が御言葉通りに行われる神様を信じ、耐え忍び、神様がくださる内面の訓練をよく受けます。

一言:御言葉通りになった



2000年 12月 06日 (水)

歴代誌第一11:10-12:40
勇士たちの助けを受けたダビデ

Ⅰ.ダビデの勇士たち(11:10-47)
 ダビデの勇士たちは、ダビデを助け彼の王権を強固にし、彼を王にしました(10)。ダビデには、ダビデのために命を惜しまない勇士たちがいました(17,18)。一人では大きなことをすることができません。ダビデは多くの勇士たちの助けを受けたので、統一イスラエルの王になることができました。ダビデが彼らの助けを受けることができたのは、彼が神様を愛し、彼らを思いやったからです(18,19)。
Ⅱ.ダビデに戻ってくる勇士たち(12:1-40)
 ダビデがサウルに追われ、ツィケグラに潜んでいた時、彼を助けようと多くの勇士たちが集まって来ました。サウルの同族であるベニヤミン族の勇士たちも彼を助けようと訪ねて来て(1,2)、イスラエルの各部族の勇士たちも人間的な情や血統に縛られず、住みやすい故郷を離れ、日に日にダビデのところに集まって来ました。そうしてダビデの軍隊は神の陣営のようになりました(22)。ダビデの将来が不透明であったにも関わらず、勇士たちが彼を助けようと出て来た理由は何でしょうか。
 第一に、ダビデが神様の御前で不義のない生活をしたからです(17)。不義がなく、神様を喜ばせる義人が人を得ます(箴11:30,16:7)。
 第二に、御霊が彼らを感動させたからです(18)。ダビデが神様の御前で生きるのを見ながら、彼らは御霊によって感動させられました。

祈り:主よ!私も多くの信仰の勇士たちを得ることを望みます。私が主を喜ばせますから御霊が私を助けてください。

一言:主を喜ばせれば、人を得る


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