聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2000]

2000年 12月 11日 (月)

歴代誌第一17:1-15
ダビデに祝福を約束された神様

Ⅰ.わたしは地上の大いなる者の名に等しい名をあなたに与える(1-8)
 ダビデは、自分は杉材の家に住んでいるのに、主の契約の箱は天幕の下にあることが心にひっかかっていました。彼は神様のために神殿を作ろうとしました。ところが神様は預言者ナタンを通して、ダビデに神殿を作ってはならないと言われました。そして神様の栄光を現そうとするダビデの望みを喜ばれ、彼に驚くべき祝福を約束されました。神様は、彼を羊の群れを追う牧場からとり、その民の君主とし、全ての戦いで勝利をくださいました。
 今も大きな恵みなのに、神様は今彼の名前を地上の大いなる者の名にしようと約束されました(8)。神様は、神様を崇める者を大いなる者にしてくださいます。
Ⅱ.その王座をとこしえまでも堅く立てる(9-15)
 神様は、民のしたことに対して少しも押さえつけることがないと言われました(9)。そしてその国を立て、その子孫の中で一人の子どもが出て神様の家を建て、神様はその御座を堅く立てると言われました(12)。神様は、その約束通りにダビデの子孫の中でイエス・キリストを遣わされ、彼を通して永遠のメシヤ王国とその王座をとこしえに堅く立てられました(ルカ 1:32,33)。ダビデはメシヤ王国を立てるのに用いられることで、尊い者であり、祝福された者になりました。

祈り:主は、私をみすぼらしい生活から救われ、神様に仕えるようにしてくださいました。私がこの恵みをよく担うように助けてください。

一言:あなたの名前を大いなるものにする



2000年 12月 12日 (火)

歴代誌第一17:16-27
ダビデの祈り

Ⅰ.私がいったい何者であり(16-19)
 ダビデは神様の祝福の約束を受けましたが、自分がそのような祝福を受けるだけの資格があるとは思いませんでした。彼は、神様の御前にさらに謙遜に出て行って祈りました。「神、主よ。私がいったい何者であり、私の家が何であるからというので、あなたはここまで私を導いてくださったのですか。」(16)ダビデは、自分がいかにみすぼらしい者だったのかを知っていて、神様の一方的な恵みによって王になり、祝福された人生を生きるようになったことを知っていました。ダビデは、自分をイスラエルの君主として立てられただけでもはかりしれない大きな恵みなのに、今、彼に栄光ある未来までも約束されるとは、何といって感謝すればいいのか、分かりませんでした。彼は神様の愛を深く知り感謝しました。
Ⅱ.あなたのほかに神はありません(20-27)
 ダビデは、神様だけが本当の神様だ、と彼の信仰を告白しました(20)。そしてイスラエルを救い、自分の民を立てられるために、神様が行なわれた大きな御業を讃美しました。また神様が約束された御言葉を永遠が堅くされ、その御言葉どおりにて行なわれ、主の御名が高められるに祈りました。そして神様が下さった祝福を受け入れ、その祝福を永遠に受けると言います。
 ダビデは祝福の日に神様の恵みを覚え、また神様の祝福をよく担うことができる人です。

祈り:主よ!私がいったい何者なので、罪から救ってくださり、今日があり、イエス・キリストの御前で栄光の将来を約束してくださったのですか。私が生涯この主の恵みを忘れずに生きるように助けてください。

一言:私がいったい何者なので


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