聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2000]

2000年 12月 14日 (木)

歴代誌第一19:1-20:3
気の小さい男ハヌン

Ⅰ.ダビデを誤解したハヌン(19:1-5)
 アモンの王ナハシュが死ぬと、その息子のハヌンが王になりました。ダビデは前にナハシュから受けた恵みを覚え、ナハシュの子ハヌンに恵みを施そうとハヌンに使者を送りました。民族的な感情がよくないアモン人にも彼らから受けた恵みを返そうとしたダビデは本当に心が広い大きな人でした。
 しかしハヌンはダビデの心を純粋に受け入れられず、自分たちを探りに来たと誤解しました。そして使者たちを侮辱して送り返しました(4)。彼がダビデの心を知らずに誤解したのは彼の心が曲がっていたからでした。心が狭い人はハヌンのように神様の恵みを疑い排斥します。その結果、彼は恩をあだで返すようになり、滅亡を招くようになりました。
Ⅱ.奴隷に転落したハヌンの民たち(20:1-3)
 ハヌンは自分がダビデに憎まれたことを知り、ダビデが攻めて来ることを恐れました。それで彼は莫大な資金を使い、アラム軍を雇い、イスラエルを先制攻撃しました。しかし彼らはダビデの敵にはなりませんでした。ヨアブが軍隊を従えて行き、アモン人の地を荒らし、ラバを打ち占領しました。民たちは連れて来られ奴隷になりました。結局ハヌンと民たちは奴隷に転落しました。これがひねくれた気の小さい者の最後です。

祈り:主よ!私は心が狭く主の恵みの世界をよく知りません。私に広い心をくださり主と交わるように助けてください。

一言:心が広い人


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