聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2000]

2000年 12月 18日 (月)

歴代誌第一29:1-9
みずから進んでその手にあふれるほど、

「だれか、みずから進んでその手にあふれるほど、主にささげる者はないだろうか。」(5)
Ⅰ.自分の金銀で献金したダビデ(1-5)
 ダビデは、全集団に、宮の建築は人のためのものではなく、神様のためのものだと宣言しました。そして彼は個人的に宮の建築の御業をどのように仕えているのか、証ししました。彼は宮の建築の御業のために王としての力をつくして準備をしました。それだけではありません。彼は個人的に彼の所有の金三千タラント(約102.24t)と銀七千タラント(約242.56t)など、莫大な量の財産を献金しました(3,4)。彼は神様を愛していたので(詩22:6)、神様の御業のために率先してささげました。神様のために財産をささげることをけちる人は財産の奴隷になります。しかし神様のために財産を使う者は神様の国に宝を積むようになります(マタ6:20)。
Ⅱ.喜びと全き心を持って献金する民たち(6-9)
 ダビデは自分がまず手本を見せて、民たちも喜んで神様にささげるように勧めました。ダビデは、民たちに、神様のために献身する生活を教えました。それで全ての族長と全ての部族の成人、千人隊長、百人隊長、王の仕事の係長たちがみな喜んでささげました。金、銀、銅、鉄をささげ、宝石を持っている人は宝石をささげました。これらを民たちは全て喜び、ダビデも喜びました(9)。自分のために使う生活には苦痛が伴いますが、神様にささげる生活には天の喜びが臨みます。

祈り:主よ!この時間、私の利己的な心を悔い改めます。ダビデのように献身的にささげることで、天の喜びを味わうことができますように。

一言:献身する時喜びが来る。



2000年 12月 26日 (火)

歴代誌第一29:10-19
ダビデの最後の祈り

Ⅰ.あなたはすべてのものの支配者であられ、(10-17)
 11,12節をご覧ください。ダビデは、天と地の全てのものが主のものであり、また主によるものであると歌いました。富みと誉れは主によるものであり、人を偉大にし、力づけられるのも主の御手にかかっています。ダビデは、自分の力で王になったり、富みと誉れと力を得たりしたのではないと知り、今の自分は神様によるものであり、ソロモンも神様によって偉大になることを信じました。
 ダビデは民たちがささげた献金も、彼らの自発的な心も、神様から始まったことを知っていました。彼は、自分と民が本来無に等しい者であることを認めました。ただ、主のものを受け、主にささげたことを知っていました。あなたはもともと何を持っていましたか。今、あなたのすべてのものは誰によるものですか。
Ⅱ.ソロモンに全き心を与えて(18,19)
 ダビデは、民たちが神様を覚え立ち帰るように祈ります。ソロモンのためには彼に全き心で主の命令を守り、城を建てるように祈りました。ここで、「全き心」とは、心を尽くして献身することを意味します。ダビデは、ソロモンが政治や外交に優れることより、御言葉に聞き従って神様の御前で正しく立つように祈ります。

祈り:主よ!私のすべてのものが主によるものであることを告白します。私が心を尽くして御言葉に聞き従い、忠実に使命を担います。

一言:全てのものは主のものである。



2000年 12月 27日 (水)

歴代誌第一29:20-30
王になったソロモン

Ⅰ.非常に大いなる者になったソロモン王(20-25)
 全集団は、ソロモンを王として認め、神様の御前で油を注ぎ、君主としました(22)。ソロモンが王位に上がると、成功し、全集団が聞き従い、すべてのつかさと勇士たちが服従しました。主がソロモンを非常に大いなる者とし、彼に威厳を与えられたからです。
 ソロモンはダビデがウリヤの妻バテシェバから生ませた二番目の息子で、エディデヤ(神様に愛される)と呼びました(Ⅱサム12:25)。ソロモンはダビデの悔い改めの実であり、神様の愛と赦しの実でした。そのソロモンが王になり偉大になりました。
 神様の御前では、悔い改めの実、愛の実が人間の義の実より、もっと尊いのです。
Ⅱ.ダビデの死(26-30)
 ダビデは40年間、イスラエルを治めました。彼は王になり、イスラエルを統一し、この統一国家を政治と平和で治めました。そのダビデが齢も富みも誉れも満ち満ちて死にました。
 彼の生涯は美しく、死も清らかでした。ダビデは生涯主を喜ばせ、主の御旨に従うために全身全霊を注ぎました。

祈り:主よ!私に悔い改めの実を結ばせ、ダビデのように主を喜ばせる人生を過ごせるように助けてください。

一言:主を喜ばせる生涯は美しい


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