聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2003]

2003年 02月 07日 (金)

Ⅰ歴代誌29:1-9
主にささげる者はないだろうか

Ⅰ.私有の金で心を尽くして献金したダビデ(1-5a)
 ダビデは宮の建築のために公に準備しただけではなく、個人的に率先して手本を見せて、莫大な献金をしました(3,4)。これはダビデがその心に神様の宮を切に慕ったからです。どれだけ慕い求めたのか、神様の宮で番人でもしようとしました。彼は神様を愛したので、神様の御業のために惜しげもなく、ささげました。
 世の中の人々は、この世と自分を愛し、自分の家のためならば、惜しみなく使います。しかし聖徒たちは神様を愛するので、神様の御業に惜しみなく献身するのです。
Ⅱ.みずから進んで、その手にあふれるほど、主にささげる民(5b-9)
 5節後半部をご覧下さい。ダビデは自分がまず手本を見せてから、民たちも自ら進んで神様にささげるように勧めています。王は民たちに献身を教えました。これに全ての族長と各部族の長たち、千人隊、百人隊の長たち、王の仕事の係長たちは、みなみずから進んでささげました。金、銀、青銅、鉄をささげ、宝石を持っている人は宝石をささげました。
 これに民たちはみな喜び、ダビデ王もまた大いに喜びました。神様にささげる生活には天の喜びが臨みます。

祈り:主よ!この時間、利己的な心を悔い改めます。ダビデのように献身的にささげ、天の喜びを味わうことができるように助けてください。

一言:献身した時、喜びが来る。



2003年 02月 08日 (土)

Ⅰ歴代誌29:10-19
ダビデの最後の祈り

Ⅰ.すべてのものはあなたのものです(10-17)
 11,12節をご覧下さい。ダビデは、天地のすべてのものは主のものであり、また主から出たことを歌いました。富と誉れは主から出て、人を偉大にし、力づけられるのは、神様の御手によるものです。ダビデは自分の手で王になり、富と力を得たのではないことを知っていて、今の自分が神様によるものであり、ソロモンも神様によって偉大になったことを信じました。
 民たちがささげた献金も、彼らのささげる心も、神様から始まったことを知っていました。ダビデは、本来自分と民は何でもないことを認めました。ただ、主のものを受け、主にささげることを知っていました。あなたは本来何を持っていましたか。今のあなたの全てのものは、誰によるものですか。
Ⅱ.ソロモンに全き心を与えてください(18,19)
 ダビデは、民たちが神様を覚え立ち帰るように、祈りました。ソロモンのためには、彼が全き心で、神様の命令を守り、城を建てるように祈ります。ここで、「全き心」とは心を尽くして献身することです。ダビデは、ソロモンが政治や外交をよく行なうことよりも、御言葉に聞き従い、神様の御前に正しく立つように祈ります。

祈り:主よ!私のすべてのものが主によるものであることを告白します。私が全き心で御言葉に聞き従い、忠実に使命を担います。

一言:すべてものは主のものです。



2003年 02月 09日 (日)

Ⅰ歴代誌29:20-30
王になったソロモン

Ⅰ.非常に大いなる者となったソロモン王(20-25)
 全ての民はソロモンを王として認め、神様の前で油を注ぎ、主権者として立てました(22)。ソロモンが王位に座ると、成功し、全イスラエルが聞き従い、全てのつかさたちと勇士たちが服従しましたが、主がソロモンを非常に大いなる者とし、威厳をくださいました。
 ソロモンはダビデがウリヤの妻バテシェバに生ませた二番目の子でエディデヤ(神様に愛される)とつけました(Ⅱサム12:25)。ソロモンはダビデの悔い改めの実であり、神様の赦しと愛の実でした。そのようなソロモンは王になり、大いなる者になりました。
 神様の前では、悔い改めの実、愛の実が、人間の義の実より尊いのです。
Ⅱ.ダビデの死(26-30)
 ダビデは四十年間イスラエルを治めました。彼は王になると、イスラエルを統一し、その統一国家を正義と平和で治めました。そのようなダビデが長寿に恵まれ、富も誉れも満ち満ちて死にました。
 彼の生涯は美しく、死も清いものでした。ダビデは生涯主を喜ばせ、主の御旨を行なうために全力投球しました。

祈り:主よ!私に悔い改めの実を結ばせ、ダビデのように主を喜ばせる生涯を送るようにしてください。

一言:主を喜ばせる一生は美しい


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