聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2014]

2014年 01月 18日 (土)

1歴代誌19:1-20:3
小心者ハヌン

1.ダビデを誤解したハヌン(19:1-5)
 アモン人の王ナハシュが死ぬと、その息子ハヌンが王になりました。ダビデは、前にナハシュから受けた恵みを覚え、ナハシュの子ハヌンに恵みを施そうと、ハヌンに弔問使節団を送りました。民族的な感情が良くなかったアモン人にも、彼らから受けた恵みに報いようとするダビデは、本当に心の広い大物でした。
 しかしハヌンは、ダビデの心を純粋に受け入れることができず、自分たちを探りに人を送ったのだと、誤解しました。そして弔問使節団を侮辱して、送り返しました(4)。彼がダビデの心を知らずに、誤解したのは彼の心が歪んでいたからです。心が狭い者はハヌンのように、神様の恵みを疑い、退けます。その結果、彼は善を悪で報いるようになり、滅亡を招きました。
2.奴隷に転落したハヌンの民たち(20:1-3)
 ハヌンは、自分がダビデから憎まれたことを知り、ダビデが攻めて来ることを恐れました。それで、彼は莫大な資金を使ってアラムの軍隊を雇用し、イスラエルに先制攻撃しました。しかし、彼らはダビデの軍隊の敵ではありませんでした。ヨアブがその軍隊を率いて進み、アラム人の地を荒らし、ラバを打って破壊しました。民たちは連れて行かれ、奴隷になりました。結局、ハヌンとその民は奴隷に転落しました。これが小心者の末路です。

祈り:主よ!私が、心が狭く、主の恵みをよく知りません。私に大きな心をくださり、主と交わらせてください。

一言:心が広い人


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