聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2001]

2001年 01月 08日 (月)

歴代誌第二10:1-19
イスラエル王国の分裂

 ソロモン王は40年間、富と栄光を得た後、世を去りました(9:13-31)。その後、彼の息子であるレハブアムが王位に着くためにシェケムに行きました。ところがそこでヤロブアムと全イスラエルがレハブアムに進み出て嘆願しました。その内容は、ソロモン王の時から負っている過酷な労働と重いくびきを軽くして欲しい、ということでした。この言葉を聞いたレハブアムは、まずソロモン王に仕えていた長老たちに相談しました。長老たちは、この民に優しくし、うくびきを軽くするならば彼らは王によく仕える、と助言しました(7)。大工事が終ったので、これは大変合理的な助言でした。
 しかしレハブアムは彼らの言葉を聞かずに、自分と一緒に成長した若者たちに相談しました。彼らは、くびきをさらに重くしさらに強く彼らを圧制するように助言しました。レハブアムは彼らの言葉に従って荒々しく答えました(14)。この言葉を聞いた民たちは心を完全に閉じて背いてしまいました(19)。
 レハブアムは若者たちの言葉だけを聞き、かたくなに傲慢な態度をとって結局国を分裂させる大きな罪を犯してしまいました。指導者が羊たちの痛みを理解できず、かたくなになる時、羊たちはみな逃げるしかありません。指導者は羊たちを憐れむ人です。

祈り:主よ!私がかたくなにも傲慢で羊たちの痛みに無関心な者にならないように助けてください。私は羊たちを憐れみます。

一言:先輩たちのことばをよく聞き羊たちに仕えよう


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