聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2001]

2001年 01月 14日 (日)

歴代誌第二16:1-14
神様を忘れてしまったアサ王

Ⅰ.人の助けを求めたアサ王(1-6)
 アサ王の第36年に、イスラエルの王バシャがエルサレムの北方6km地点に位置した所にラマの町を築きました。バシャはそこを要塞にし、北イスラエルの民がユダを往来することができないようにしたばかりか、ユダ征服の前進基地にしようとしました。アサと南ユダは危機を迎えることになりました。その時、アサは前のように祈らなければなりませんでした。しかし彼は祈る代わりに、主の宮と王宮の宝物倉から金銀を取って、アラム王に送り、助けを求めました。彼は、政治的にも軍事的にも賢く取り計らったと思ったに違いありませんでした。しかし彼は神様を悲しませました。彼はクシュ王の百万の大軍を退け勝利に導いてくださった神様を覚えることができませんでした。彼は信仰の教訓を忘れました。彼が神様に頼らず、人に頼り始めたことで、アサ王国に悲劇が始まりました。
Ⅱ.アサ王の最後(7-14)
 その時、預言者ハナニがアサ王をとがめました。アサ王の愚かな行ないを指摘し、戦争の災いを警告しました。その時、彼は当然悔い改めるべきでした。しかし傲慢になったアサ王は悔い改めるどころか、預言者を投獄しました。彼は後に足の病にかかりました。その時も、彼は神様に祈らず、医者にだけ頼りました。結局彼はその病気で死にました。アサ王の出発はよかったですが、終わりはよくありませんでした。

祈り:主よ!アサ王を通して恵みを最後まで担うことがどれだけ大切なのかを学びました。主よ、私を最後までつかんでください。

一言:傲慢は滅びに至る


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