聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2001]

2001年 01月 16日 (火)

歴代誌第二18:1-11
正しい言葉を聞くことを嫌うアハブ王

Ⅰ.ヨシャパテ王の歴史的な失敗(1-3)
 神様を全身全霊で探したヨシャパテ王は強大な国家を築くようになりました。ところが、彼は子孫たちに悪影響を及ぼす大きな過ちを犯すようになりました。彼は偶像崇拝者アハブ王の娘をめとり、縁を結びました。これがあだとなり、ヨシャパテ王の継承者たちは偶像崇拝者になり、結局ユダは敗亡の道を歩むようになりました。祝福の時、霊的にさらに目を覚ましていなければならない理由がここにあります。
Ⅱ.正しい言葉を聞くことを嫌うアハブ王(4-11)
 北イスラエルのアハブ王は、ラモテ・ギルアデを打とうと、ヨシャパテ王の助けを求めました。アハブ王の相談を受けたヨシャパテ王は参戦することで同意しました。それでもヨシャパテ王は信仰がありました。ヨシャパテ王は戦争をする前に、まず主の御旨はどうなのか、聞いて見ようと提案しました。これに、アハブ王が預言者四百人を集め、聞いて見ました。彼らは、神様がその町を王の手に渡されると、アハブ王の心にかなう預言をしました。彼らは多分バアルの預言者だったと思われます。彼らには、真理も真実もありませんでした。その偽りの預言者の言葉に、ヨシャパテは満足できませんでした。その時、預言者ミカヤがいましたが、ミカヤはアハブ王に悪いことばかり預言するので、王は彼の言葉を聞くことを嫌いました。真理の声を拒み、自分によく聞こえる言葉だけを聞こうとする者はアハブのように滅ぶようになります。私たちは痛みと犠牲があっても真理の御言葉を聞かなければなりません。

祈り:主よ!私が真理の言葉に耳を傾けるように助けてください。

一言:良薬口に苦し



2001年 01月 17日 (水)

歴代誌第二18:12-34
神が告げられることを述べるミカヤ

Ⅰ.神が告げられることを述べるミカヤ(12-27)
 王が送った使者は、預言者ミカヤに王に対し良いことを述べるように、言いました。しかしミカヤは神が告げられることを述べると言いました(13)。彼は、神様が教えて下さった通りに、全ての預言者が偽りを話すと告発し、アハブ王が今度の戦争で死ぬことを預言しました。ミカヤは、全ての人が王にへつらい偽りを話す雰囲気の中で、一人で真実を話す勇気ある預言者でした。
 そのために、預言者ミカヤは頬をなぐられ、獄屋に入れられ、わずかな(直訳:「しいたげの」)パンを食べ、わずかな水を飲まなければなりませんでした(23-26)。しかし彼はそれを恐れませんでした。偽りと不義がはびこる時代に、真理を話し、真理のために苦難を受ける者が一人でもいれば、それは本当に幸いなことです。
Ⅱ.ミカヤの言葉通りに死んだアハブ王(28-34)
 結局アハブ王は、自分の意地でラモテ・ギルアデに上って行きました。王は自分を隠すために王服を脱いで変装し、軍隊の中に隠れていました。ギルアデ軍隊は、アハブ王を知ることができませんでした。ところが、アラム王の一人の兵士が偶然弓を引いて放った矢が変装したアハブ王の胸当てと草ずりの間に入りました。結局アハブ王は死にました。ミカヤの言葉がそのまま成就しました。人がいくら避けようとしても神様の手から逃れることはできません。

祈り:主よ!時代と妥協せずに真実を話し、真理のために苦難を受ける預言者ミカヤを見習うように助けてください。

一言:真実を話すことができる勇気


<<(1)    前のページ(12)    13    次のページ(14)    (27)>>

聖書別日ごとの糧