聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2001]

2001年 01月 25日 (木)

歴代誌第二27:1-9
主の前に、自分の道を確かなものとした

Ⅰ.正道を歩んだヨタム
 ヨタムは25歳で王となり,16年間統治しました。彼の先王たちは統治初期には主の目にかなった行ないをしましたが、王権が確かなものになって来ると高ぶり,虚しい道を歩みました。しかし、ヨタムは先王たちの善政は学び,悪政は学びませんでした。ウジヤ王のように主の神殿に入るようなことはしませんでした。彼は主の目にかなうことを行ない,正しい道を歩みました(2,6)。それゆえ、彼は神様から祝福されてますます強くなりました。彼の偉大さは最後まで世と調子を合わせず、神様の御前で正しく行なったことです。
 歴史の鏡を通して自分自身を顧みる事は大切な事です。歴史の教訓を謙遜に受け入れる人は過去先祖の過ちを繰り返すことなく,神様の御前で正しく行なうことができます。
Ⅱ.立ち帰らない民
 ヨタムは主の宮の上の門を建て、オフェルの城壁上に多くのものを建てました。また、ユダの山地に町々を建て,山林地帯には城塞とやぐらを築きました。それだけではありません。アモン人の王と戦い,彼らに打ち勝ちました。隣りの国々は彼を恐れて貢ぎを納めました。こうして彼が統治している間、国力と経済力はますます強くなりました。しかし、民はもっと悪くなり、滅びに向かっていました。国力や経済力によって民の心をきよめたり、立ち帰らせたりすることはできませんでした。それは、すでにユダの民の罪悪が、一人の指導者の力では変えられないほど、内部的に腐っていたことを示しています。

祈り:主よ!私が最後まで主の前で正道を歩むことができるように助けてください。

一言:最後まで正道を


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