聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2003]

2003年 03月 16日 (日)

歴代誌第二18:1-11
自己確信の欠点

Ⅰ.ヨシャパテ王の歴史的なあやまち(1-3)
 神様を心から求めたヨシャパテ王は強大な国に至るようになりました。そのような王が子孫たちに決定的な悪影響を及ぼす歴史的なあやまちを犯しました。そのあやまちとはアハブ王と同盟を結び、協力したことでした。アハブ王は同族なので協力するのは当然のことだと思うかも知れませんが、アハブ王は偶像崇拝者であり、神様が嫌う王でした。神様はそのような同盟を嫌われました。
 そのような同盟の結果、ヨシャパテ王の継承者は偶像崇拝者になり、結局ユダは敗北の道を歩むようになりました。
Ⅱ.自分が望むことばだけ聞こうとするアハブ王(4-11)
 ヨシャパテは信仰があったので、戦争をする前に神様に尋ねて見ようとしました。四百人の預言者たちはアハブ王にへつらい、王が聞くのに好む言葉だけを話しました。その時、預言者ミカヤがいましたが、ミカヤが王に悪いことだけ話すので、王はそのことばを聞くのを嫌がりました。
 王は自分が聞くのに好む言葉だけを聞いたので、結局戦場で死んでしまいました。へつらいの言葉だけを好む人は立ち返る機会を逃してしまいます。私たちは真理の御言葉を聞かなければなりません。

祈り:主よ!この国に真理に耳を傾ける指導者たちを多く立ててください。私たちも真理の御言葉を聞きます。

一言:正しい言葉を聞け



2003年 03月 17日 (月)

歴代誌第二18:12-34
一人で神様の御言葉だけを伝えるミカヤ

Ⅰ.勇気あるミカヤ(12-27)
 人々は、ミカヤが王が聞くのに良い言葉を話すように、脅迫しました。しかしミカヤは神様が言われたことだけを伝えると、断固言いました(13)。彼は神様が教えてくださった通りに、偽りを話す霊が全ての預言者の口に入り込んで、偽りを話すと言いました。彼は、アハブ王が結局死ぬ、と預言しました。彼は全ての人が王にへつらい、偽りを話す雰囲気の中で一人で真実を話す勇気ある人でした。
 そのような人がいることによって、一つの国から真理は立てられ、また社会が健全になることができるのです。世が流れて行く方向に逆らって真理に従って生きることは容易なことではありませんが、そのような人がいると世は正しく立つことができるのです。私たちはどのように生きなければならないのでしょうか。
Ⅱ.ミカヤの言葉の通りに死んだアハブ王(28-34)
 結局かたくなに戦争を起した王はラモテ・ギルアデに攻め上りました。王は自分を隠すために王服を脱いで兵士に変装しました。ところが一人が偶然に放った矢が変装したアハブ王の胸当てと草摺の間を射抜きました。人がいくら避けようとしても、神様がしようとされることから逃れることはできないのです。

祈り:主よ!偽りの世で自分だけでも真理に従って生き、真理を守る者になります。主が私を勇気づけてください。

一言:私だけでも真理に従って行おう


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