聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2003]

2003年 03月 27日 (木)

歴代誌第二29:1-24
主の宮を聖別し

Ⅰ.主の宮を聖別したヒゼキヤ(1-19)
 ヒゼキヤは国家の衰弱と不幸の全ての原因を、政治、軍事、経済の問題として見ずに、先祖たちが神様を捨ててしまったからだと考えました(6)。それでヒゼキヤ王は即位するとまず閉ざされていた主の宮の戸を開き、修理を始めました。またそれまで実質的な職分を失っていた祭司たちとレビ人を集め、彼ら自身を聖別し、主の宮を聖別するように命じました。
 それでそれまで霊的な安逸と怠惰に深く染まっていた彼らが起き上がって、まず自分たちを聖別させました(12)。そして宮に入り、全ての汚れた物を出して、宮を聖別し始めました(16)。宮の腐敗は民の信仰と良心が腐敗したことを証ししています。それで宮を聖別したことは、彼らの信仰と良心を聖別したことを指すのです。
Ⅱ.全焼のいけにえと罪のためのいけにえをささげたヒゼキヤ(20-24)
 宮を聖別した後、ヒゼキヤは朝早く起きて、町のつかさたちを集め、主の宮に上って行きました。そして心を尽くして、いけにえをほふり、王国と聖所とユダのためにいけにえをささげるように命じました(21)。
 それで祭司がいけにえをほふり、その血で罪のためのいけにえとし、祭壇に注ぎかけ、全イスラエルのために罪のためのいけにえをささげました。ヒゼキヤ王は彼の先祖たちが犯した全ての罪と、自分や全ての民が犯した全ての罪のために、犠牲の血を流すことで、罪の赦しを受けることを願いました。神様から罪が赦される時だけが、国の機関が立ち、国家が富強することができるのを、確信したからです。

祈り:主よ!私がまず自分を聖別し、日本の教会がまず教会を聖別することで、罪の赦しを受けることができるように助けてください。

一言:主の宮を聖別せよ



2003年 03月 28日 (金)

歴代誌第二29:25-36
賛美と感謝が満ちた民たち

Ⅰ.賛美のいけにえ(25-30)
 王は全焼のいけにえをささげた時、レビ人にダビデの楽器を取り、祭司はラッパを持つように命じました。ヒゼキヤの命令どおりに祭司がいけにえをささげ始めた時、レビ人たちは主の歌を歌い、ラッパを吹き、ダビデの楽器で演奏しました(27)。
 すると全会衆は伏し拝み、合唱が全エルサレムに響き渡りました(28)。王も神様に伏し拝み、つかさたちと一緒に終始神様を賛美しました。彼らは王の命令によって賛美したのではなく、心から湧き上がる喜びで賛美と礼拝をささげました(30)。自分を否定し、犠牲と献身がある所には喜びと賛美が満ち溢れます。
Ⅱ.感謝のいけにえ(31-36)
 罪の赦しのいけにえが終わった後、王は民に感謝のいけにえをささげなさいと言いました。すると、会衆は全焼のいけにえと聖なるささげ物を携えて来ただけではなく、心から願う者は豊かにいけにえを持って来ました(31)。その数があまりにも多いので、全てのいけにえの獣の皮をはぐのに、祭司の数が足りなくなるほどでした。
 霊的な指導者一人が神様の宮を聖別し、悔い改め、心から神様に仕えようとした時、民の心に神様に対する献身と感謝が満ちるようになりました。ヒゼキヤ一人によって神様の民たちの中で、大きな霊的な復興運動が起こりました。

祈り:主よ!私が感謝と喜びが足りなかったことを悟り悔い改めます。私が積極的に私の体を生きた供え物としてささげ、感謝と賛美で満ちた人生を送れるように助けてください。

一言:犠牲、献身、賛美、感謝


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