2014年 02月 22日 (土)
イスラエル王国の分裂
ソロモン王は、四十年間、富と名声と栄光を受けてから世を去りました(9:13-31)。その後、彼の子であるレハブアムが王になるために、シェケムに行きました。ところが、そこで、ヤロブアムと全イスラエルがレハブアムの所に出て来て、嘆願しました。その内容は、ソロモン王の時から負っていた重い苦役とくびきを少し減らして欲しい、というものでした(4)。この言葉を聞いたレハブアムは、まずソロモン王に仕えていた長老たちに意見を聞きました。長老たちは、民たちを優遇して重荷を減らすなら、彼らはいつまでもあなたのしもべになると助言しました(7)。大きな工事が全て終わったので、この提案はすごく合理的なものでした。
しかし、レハブアムは彼らの話を聞かず、自分と共に育った若い臣下たちに尋ねてみました。彼らは、さらにくびきを重くし、さらに強く彼らを抑えつけるようにと助言しました。レハブアムは彼らの言葉を聞いて、威圧感を持って、民たちを恐れさせました(14)。この言葉を聞いた民たちは、完全に心をひるがえしてしまいました。ユダの町に住む人々を除いては、すべて自分の天幕に帰ってしまいました。結局、イスラエルは二つに分裂してしまいました。
レハブアムは若者たちの言葉だけを聞いて、あまりにも傲慢になったために、結局、国を分裂させる大きな罪を犯してしまいました。指導者が兄弟たちの痛みを理解できず、暴虐になる時、兄弟たちはみな離れて行ってしまうしかありません。指導者は兄弟たちを憐れむ人でなければなりません。
祈り:主よ!私があまりにも傲慢で、兄弟たちの苦しみに無関心な者にならないように助けてください。私は兄弟たちを憐れみます。
一言:先輩たちの話をよく聞いて、兄弟たちに仕えよう
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