聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2014]

2014年 02月 25日 (火)

2歴代誌13:1-22
父祖の神により頼んだアビヤ

 ヤロブアム王の第十八年に、アビヤがユダの王となり、三年の間治めました。アビヤは四十万の軍隊を集め、八十万の軍隊を持つヤロブアムと戦おうとしました。アビヤは戦争する前に、まず北イスラエルの罪を指摘しました。主なる神様が塩の契約によって、イスラエルの王国をとこしえにダビデとその子孫に与えると、約束されました(5)。しかし、ヤロブアムは王を裏切って、国を分断させ、金の子牛の偶像を作り、主の祭司たちを追い出し、レビ人でない人を祭司として任命しました。反面、南ユダはアロンの子孫を祭司として立て、レビ人たちを、神様が命じられた通りに、神様に仕えさせました(11)。南ユダは、神様の御言葉に従って、正しい信仰生活をしようとしました。
 このことばを終えた後、アビヤは、ヤロブアムに、「神様は私たちと共におられるので、軽々しく戦ってはならない」と警告しました。しかし、ヤロブアムは強い軍事力だけを信じ、包囲作戦を用いて、ユダを攻撃しました。その時、ユダの人々は主に叫んで祈り、祭司たちはラッパを吹き鳴らしました(14)。すると神様はイスラエルをユダの手に渡され、五十万人が殺されて倒されました。結局、イスラエルは降伏し、何年か後に、ヤロブアムは主に打たれて、死んでしまいました(20)。
 ヤロブアムは偶像を崇拝し、軍事力だけを信じ、結局は滅んでしまいました。しかしアビヤは、平常時には、正しい信仰生活をして、危機の時には、父祖の神様に叫び祈ることで、勝利を得ました。

祈り:主よ!私がアビヤのように、平常時に神様によく仕え、危機の時には叫び祈ることができるように、助けてください。

一言:正しい信仰と祈りが勝利の秘訣


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