聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2014]

2014年 03月 02日 (日)

2歴代誌18:1-11
正しいことばを聞くのを嫌うアハブ王

1.ヨシャパテ王の歴史的な失敗(1-3)
 神様を、心を尽くして捜し求めたヨシャパテ王は、強大国家を形成するようになりました。ところが、彼は子孫たちに悪影響の種を残す、大きな失敗をするようになりました。彼は、偶像崇拝者のアハブ王の娘を妻としてめとり、姻戚関係を結びました。これがきっかけとなり、ヨシャパテ王の継承者たちは、偶像崇拝者となり、結局、ユダは滅亡の道をたどるようになりました。祝福の時に、さらに霊的に目を覚ましていなければならない理由がここにあります。
2.正しいことばを聞くのを嫌うアハブ王(4-11)
 北イスラエルのアハブ王は、ラモテ・ギルアデを打とうと、ヨシャパテ王の助けを求めました。アハブ王の勧めを受けたヨシャパテ王は、参戦することに同意しました。それでも、ヨシャパテ王は信仰がありました。ヨシャパテ王は、戦争をする前に、まず主の御心がどうなのか、を尋ねて見ようと、提案しました。それで、アハブ王は預言者四百人を集め、尋ねました。彼らは、「神様がその町を王の手に渡される」とアハブ王の気に入る預言をしました。恐らく、彼らはバアルの預言者たちだったようです。彼らには、真理も真実もありませんでした。そのにせ預言者たちのことばに、ヨシャパテ王は満足できませんでした。その時、預言者ミカヤがいましたが、ミカヤはアハブ王に、悪いことばかり預言するために、王は彼の言葉を聞くのを嫌いました。真理の御声を拒み、耳触りのよい言葉だけを聞こうとする者は、アハブ王のように滅びるようになります。私たちは、痛みと犠牲が伴っても、真理の言葉を聞かなければなりません。

祈り:主よ!私が真理のことばに耳を傾けるように、助けてください。

一言:良薬、口に苦し



2014年 03月 03日 (月)

2歴代誌18:12-34
神様の御言葉だけを述べるミカヤ

1.神様の御言葉を述べるミカヤ(12-27)
 王が遣わした使者は、預言者ミカヤに、「王に対して良いことを述べてください。」と忠告しました。しかし、ミカヤは、「私の神が告げられることを、そのまま述べよう。」と言いました(13)。彼は、神様が教えてくださった通りに、「すべての預言者たちの口で偽りを言い、今度の戦争で王が死ぬ」と預言しました。ミカヤは、全ての人が王にへつらって偽りを話している雰囲気の中で、一人真実を話す勇気がある預言者でした。
 そのため、預言者ミカヤは頬をなぐられ、獄屋に入れられ、わずかなパンを食べ、わずかな水を飲まなければなりませんでした(23-26)。しかし、彼はそれを恐れませんでした。偽りと不義が蔓延する時代に、真理を話し、真理のために苦難を受ける者が一人でも見られるなら、それは幸いなことです。
2.ミカヤの言葉通りに、死んだアハブ王(28-34)
 結局、アハブ王は自分の意固地のために、ラモテ・ギルアデに攻め上りました。王は自分を隠すために、王服を脱いで変装し、兵士たちの中に紛れ込みました。ギルアデの軍隊は、アハブのことが分かりませんでした。ところが、アラム王の一人の兵士が何気なく弓を放つと、変装したアハブ王の胸当てと草摺の間を射抜きました。結局、アハブ王は死にました。ミカヤの言葉がそのまま成就しました。人がいくら逃れようとしても、神様の御手から離れることはできません。

祈り:主よ!時代と妥協せずに、真実を話し、真理のために苦難を受ける預言者ミカヤを見習うように、助けてください。

一言:真実を話せる勇気


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