聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2014]

2014年 03月 09日 (日)

2歴代誌25:1-28
アマツヤの勝利と敗北

1.御言葉に聞き従うアマツヤ(1-13)
 王は、エドムを打つために、ユダの軍隊三十万の他に、イスラエルの軍隊十万を傭兵として得ました。ところが、一人の神の人が彼のもとに来て、「イスラエルの軍勢は帰らせなさい」と忠告しました。彼の言う通りにすれば、百タラントの損害をこうむることになります。それだけではなく、イスラエルと紛争が起こる危険もあります。
 しかし王は、神様の御言葉に聞き従いました。そして奮い立って、ユダの軍隊だけを率いて、エドム族と戦いましたが、大勝をしました。彼は、神様の御言葉に聞き従うことによって、一時的に損害はしたものの、神様は彼に大きな勝利をくださいました。
2.エドムの神々を伏し拝んだアマツヤ(14-28)
 アマツヤ王は、大勝をした後、愚かにも、エドム人の偶像を持ち帰り、自分の神としました。そしてその前に伏し拝み、香をたきました。神様は、一人の預言者を遣わされ、彼の問題を指摘されました。しかし、彼は、神様のしもべの忠告を無視しました。彼は、一度の勝利によって、自己満足に陥っていました。彼は、無謀にも、北イスラエルとの戦争を起こしました。結局、アマツヤは北イスラエルの捕虜になってしまいました。エルサレムの城壁は四百キュビトにわたって壊され、神様の宮にあったすべての金と銀、すべての器具、王宮の財宝は奪われました。また、多くの人々が人質として、連れて行かれました。不従順の結果は、悲惨なものです。

祈り:私が一度の勝利に満足せずに、最後まで謙遜な心で、主に従う者になるように、助けてください。

一言:傲慢は滅びに至る


<<(1)    前のページ(20)    21    次のページ(22)    (29)>>

聖書別日ごとの糧