2014年 10月 25日 (土)
その霊を奮い立たされた神様
1.クロスの霊を奮い立たされた神様(1-4)
神様は、多くの預言者たちを遣わされて、さばきを警告されましたが、イスラエルが悔い改めなかった時、彼らをバビロンの手に渡されました。エルサレム神殿は破壊され、主だった人は捕虜として連れて行かれました。しかし、神様はエレミヤの口を通して話された約束通りに(エレ29:10)、時になると、ご自分の民イスラエルをバビロンから救い出そうとされました。まず、神様はペルシャの王クロスの霊を奮い立たされました。すると、クロスの心は謙遜になり、主なる神様が、「天の神」であり、本当の神であることを悟りました。彼は神様の命令に聞き従って、捕虜たちを自由にし、主の宮を建てるように助けました。神様は、ご自分の御旨を成し遂げるためなら、異邦の王も動かす方です。
2.イスラエルの民の霊を奮い立たされた神様(5-11)
クロスのお触れを聞くと、エルサレムに上り、主の宮を建てようとする人々が立ちあがりました。彼らがエルサレムに上って行こうと決断することは、容易なことではありませんでした。バビロンに連れて来られ、七十年の月日が流れました。その間、彼らはそこで生活の基盤を築き上げました。今は、バビロンが故郷であり、エルサレムは客地でした。エルサレムに上って行くためには、全てのことを新しく始めなければなりません。しかし、神様が彼らの霊を奮い立たせると、バビロンの安定した生活を後にして、エルサレムに上り、主の宮を建てようとする望みを抱くようになりました(5)。神様の御業は、このように、神様が人の霊を奮い立たせて、成し遂げられます。
祈り:主よ!私の霊を奮い立たせ、主の御業に積極的に参加させてください。
一言:神様が人を動かされる
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