聖書別日ごとの糧   >>   エズラ記[2019]

2019年 09月 26日 (木)

エズラ記6:1-22(7)
神宮の工事をそのままやらせておけ

 ダリヨス王はバビロンの文書保管所を調べさせ、そこで一つの巻物を発見しました。この巻物は、クロス王の第一年に下された勅令でした。クロス王が神様の神殿を建築するようにした事、建築に必要な費用をすべて王室から支払う事を約束した内容が記録されていました。また、ネブカデネザルがエルサレム神殿から取って来た金銀の器類は、全て元の所に返すようにという内容もありました。この巻物を確認したダリヨス王は、総督タテナイに、神殿建築の工事を妨害せずに積極的に支援してあげるよう命令しました。
 王の命令が下されると、タテナイとその一行は迅速に命令通りに行いました。イスラエルの民たちは、神様の命令とクロスとダリオスとアルタシャスタの命令によって、神の宮を建て終えることが出来ました。ダリヨス王の治世第六年、アダルの月の三日に完成し、イスラエル人達は、神の宮の奉献式を喜んで祝いました。そして過ぎ越しの祭りを守り、神様に栄光を返しました。
 イスラエルの民たちがエルサレムに上って建築しようとしたとき、敵たちが激しく妨害しました。数多くの障害物がありました。しかし神様は、王たちと総督を用いて神殿建築の完成のために働いて下さいました。神様は王の心を動かし、世の主権者たちを用いられながらでも神殿を建て、その民達の信仰を回復させてくださる主権者であり、守護者であられます。今日においても、万軍の主の熱心が救いの御業と回復を成していかれます(イザヤ37:32)。


適用:神殿を建てるのに障害物がありますか

一言:神様が成し遂げられる


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