聖書別日ごとの糧   >>   エズラ記[2019]

2019年 09月 27日 (金)

エズラ記7:1-28(10)
律法を調べ、実行し、教えようとして、心を定めていた

 神殿建築以後60年近くが流れました。アルタシャスタの治世に、大祭司アロンの16代目の子孫エズラがバビロンからエルサレムに上って来ました。エズラは、モーセの律法に通じている学者であり、願うものは全て叶えてもらえるほど王に信頼されていました。エズラは、四か月間の旅の末に神様の善なる助けによってエルサレムに着きました。
 エズラがエルサレムに上ってきたのは、主の律法を調べ、実行し、おきてと定めを教えようとして、心を定めていたからでした。彼がこのような決心をするようになった理由は何でしょうか。エルサレムに神殿を建てた当時は、イスラエルの信仰は純粋で熱かったのです。ところが時の流れとともに、その熱かった信仰は冷めてしまいました。イスラエルの民たちは、異邦人たちの忌み嫌うべきことを行い、異邦の娘たちを妻にしました(9:1,2)。エズラは、熱い信仰が冷たく冷めて主から離れる危機に瀕したイスラエルの問題が、御言葉がない生活をしていたことから始まった事だと確信しました。神殿で儀式的な礼拝と祭祀は行っていましたが、御言葉がなかったため、信仰は弱くなり異邦の悪い影響を受けるしかありませんでした。それ、彼はエルサレムに上って律法を調べ、これを実行し、教えようとして、心を定めました。彼はその民たちの中に御言葉の命の水が豊かに流れるようになれば、熱い信仰が回復されると信じました。今日も信仰が回復され、大きなリバイバルと回復の御業が起こることを望むなら、御言葉の泉を深く掘り、実行し、教えることに献身すべきです。
 エズラの決心を、アルタシャスタ王は積極的に支持し、財政的な支援まで惜しみませんでした。エズラは、主の宮に栄光を与えるために、このような心を王の心に起こさせた神様、また自分を王の前で恵みを受けるようにしてくださった神様を褒め称えました。


適用:回復とリバイバルを熱望しますか

一言:御言葉の研究と、実行、そして教えること


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