聖書別日ごとの糧   >>   エズラ記[2019]

2019年 09月 28日 (土)

エズラ記8:1-36(31)
神の御手が私達の上にあって助け救い出して下さった

 1節から14節までは、エズラとともにエルサレムに帰還した民たちについて詳細に記録しています。エズラがこの群れをアハワに流れる川のほとりに集めて調べてみると、その中にはレビ人が一人もいませんでした。それで、レビ人が集まって暮らしているカシフヤ地方に人々を送り、神殿に仕える人々を連れてくるようにしました。こうして259名のレビ人が呼び集められました。
 その後、エズラはアハワ川のほとりで断食を布告し、神様の御前でへりくだり、神様がエルサレムに上る道中を守って下さるように願い求めました。エズラはかつて王に、「私達の神の御手は、神を尋ね求めるすべての者の上に幸いを下し、その力と怒りとは、神を捨てるすべての者の上に下る」と証ししたことがありました(22)。そのため、自分の信仰の通りに主に頼ることにして、王に自分たちを守ってくれる軍隊を要請しませんでした。強盗や敵がいつ襲ってくるか分からない中、護衛兵もなしにエルサレムに上ることは、多くの命を担保にしなければならない、とても危険な旅でした。このような旅を敢行するということは、無謀で無責任なことのように見えました。しかし、彼は軍事力に頼るより、ただ神様だけに頼り、神様が全ての面で保護してくださるように、切実に断食して願い求めました。すると神様はその願いを聞き入れてくださいました。エズラの心は、神様が助けて下さるという確信と平安を得ました。そして実際に、その道中、神様の御手が助けて下さって、敵の手、待ち伏せする者たちの手から救って下さいました。エズラの一行は無事にエルサレムに着き、そこに三日間留まりながら休みました。それからイスラエルの神様、主に生け贄を捧げながら感謝しました。


適用:危険と危機に直面していますか

一言:神様の御手が助けて下さる


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