聖書別日ごとの糧   >>   エズラ記[2019]

2019年 09月 29日 (日)

エズラ記9:1-15(15)
私達は罪過の中であなたの御前におります

  主に生け贄を捧げ終わって後、つかさたちが近づいて来て、イスラエル人たちが異邦人の娘たちをめとり、聖なる種族が異邦の国々の民と混じり合ってしまっているとエズラに報告しました。つかさたちと代表者たちが、これらの罪の張本人となって悪い影響を及ぼしていました。神様の子が異邦人と通婚することは、モーセの律法が禁じていることでした(申7:1-3)。これは、偶像崇拝と直結するとても深刻な問題でした。エズラはこのことを聞いて、着物と上着を裂き、髪の毛とひげを抜き、色を失って座ってしまいました。これは極度の悲しみと悲痛を表します。イスラエルの、神の御言葉を恐れている者たちも、みなエズラのもとに集まり、一緒に悲しみと痛みを共にしました。
 エズラは、ただ悲しみに打ちひしがれて座り込むだけのままではいませんでした。彼は神様に向かって手を差し伸ばし、祈り始めました。先祖の時代から今日に至るまで大きな罪過の中にあって、その罪過のためにイスラエルの民が神様の怒りと裁きを受けたことを告白しました。でも憐れみ深い神様が、バビロン捕虜生活の中でも滅びないように、のがれた者を残して下さり、彼らがエルサレムに帰って来て主の宮を再建できるようにして下さった、という大きな恵みを施してくださいました。それにも関わらず、再び、また先祖達の悪い行いに倣って罪を犯し、主の命令を破ってしまったことは、本当に恩知らずなことでした。エズラは、正しい方、主の御前には、一人も立つことが出来ないと告白しました。これは、イスラエルの罪過のためのエズラの悔い改めの祈りであり、ただ神様の憐れみだけを求める祈りでした。神様は、恥ずかしくてもまたもう一度恵みを求める祈りを喜ばれます。


適用:主の恵みを受けたにもかかわらず再び罪に倒れますか

一言:またもう一度悔い改めの祈りをささげよう


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