聖書別日ごとの糧   >>   エズラ記[2020]

2020年 04月 27日 (月)

エズラ記7:1-28(10)
律法を教えようとして心を定めた

 エズラがエルサレムに上って来たのは、主の律法を調べ、これを実行し、イスラエルでおきてと定めを教えようとして、心に定めていたからです。どうしてこのような決心をしたのでしょうか。エルサレムの宮を再建した当時、民たちの信仰は純粋で篤くありました。しかし、歳月の流れとともに、その信仰が冷めてしまったのです。イスラエルの民は、異邦の民がしているような忌み嫌うべきことをまねて、異邦の娘をめとっていました(9:1-2)。イスラエルの篤い信仰が冷め、背教の危機にある原因が、みことばがないところにあるとエズラは確信しました。宮では、礼拝や行事が行われていましたが、みことばがないために信仰は弱まり、異邦の悪影響を受けていました。このため、彼はエルサレムに上り、律法を調べ、これを実行しようと心に定めたのです。民たちの中で御言葉が泉のように豊かに流れれば、信仰も回復すると信じていました。今日においても、信仰の回復、リバイバルのみわざが興ることを願うのであれば、御言葉を深く学び、御言葉を教えることに献身することが大切です。
 エズラの決心について、アルタシャスタ王は全面的な後援を約束し、金銭面での支援まで惜しみませんでした。主の宮に栄光を与えることを王の心に起こさせ、王をはじめ多くの人の好意を得させてくださったことに、エズラは主をほめたたえました。

適用:回復とリバイバルを熱望していますか

一言:みことばの勉強、実行、教えること


<<(1)    前のページ(5)    6    次のページ(7)    (9)>>

聖書別日ごとの糧