聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2014]

2014年 11月 07日 (金)

ネヘミヤ1:1-11
泣いて、祈るネヘミヤ

1.エルサレムの知らせを聞いたネヘミヤ(1-4)
 ネヘミヤはペルシャの高官官吏でした。彼は、アルタシャスタ王の第二十年のキスレウの月に、シュシャンの城にいました(1)。彼は、いくらでも、世の富と権力をふるう人生を過ごすことができました。しかし、彼の心は、いつもエルサレムにありました。創世記のヨセフがエジプトで八十年間も、総理の生活をしましたが、彼の心は、いつもカナンの地にあったように、ネヘミヤの心は、いつもエルサレムに行っていました。ところが、彼は兄弟の一人ハナニを通して、エルサレムの城壁はくずされ、その門は火で焼き払われた、という言葉を聞きました。彼は、神様の町が破壊され、神様の御名が地に落ちたことを知り、ひどく泣いて、数日の間、食事もできず、泣いてばかりいました。
2.ネヘミヤの祈り(5-11)
 ネヘミヤは、神様がどんな方であるのを、よく知り、また、彼らがなぜ、このような苦しみを受けているのか、が分かっていました。それで、彼は契約を守り、憐れみを施される神様に頼って祈りました(5)。イスラエルの民と、自分と、自分の父の家が犯した罪を告白して悔い改めました。
 彼らは、神様がくださった契約の御言葉を捨てた時、神様も、彼らを捨てました。しかし、彼らが戒めの御言葉を守る時、神様は、彼らを再び召され、神様が選ばれた所に、帰らせてくださいます(9)。ネヘミヤは、この御業の中に、用いられようと、具体的に祈り、祈りの答えを受けました(11)。

祈り:主よ!私が、私と、私の父の家が犯した罪を悔い改めます。主の家を建てる御業に、私を用いてください。

一言:神様の御業は、一人の悔い改めから


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