聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2014]

2014年 11月 17日 (月)

ネヘミヤ9:1-6
あなたの神、主をほめたたえよ

1.罪を告白する民たち(1-3)
 エルサレムの城壁が完成した後、律法を学んだ民たちの間には、国を挙げての悔い改めの運動が起こりました。その月の二十四日に、民たちはみな集まって、断食をし、荒布を着け、土をかぶってひざまずきました。そして、すべての外国人との縁を断ちました。彼らは切なる思いで、神様に進み出ました。彼らは、一日の四分の一は、神様の律法の書を朗読し、次の四分の一は、罪を告白しました。イスラエルの民たちは、それまでのバビロンでの捕囚生活を通して、心が貧しくなりました。神様に対する恐れ敬う心が生じ、心が純粋になり、きよめられました。彼らに御言葉が入り込むと、国を挙げての悔い改めの御業が起こりました。このような御業は、全て神様の恵みによるものです。神様が、私たちの国にも、このような恵みを注いでくださいますように、お祈りします。
2.神様をほめたたえる民たち(4-6)
 民たちは、大声で叫んで、祈りました。レビ人ヨシュアと、何人かが立ち上がって、主を賛美しました。彼らは、「栄光の主の御名はほむべきかな。」と賛美し、天と地の全てのものを造り、生かされる神様を賛美しました(5,6)。造り主の神様を認め、賛美する時、真の心の喜びが満ち溢れるようになります。そのような時、人生の意味が生かされ、神様の栄光が現れるからです。神様を賛美することは、被造物である人間が受けることのできる最高の特権であり、恵みです。感謝と賛美がある所に、天の御国があります。

祈り:主よ!私がきよい体と心で、天と地を造られた神様を賛美し、ほめたたえるように助けてください。

一言:主を喜び、ほめたたえよう



2014年 11月 18日 (火)

ネヘミヤ9:7-23
主は恵み豊かな神様

1.正しい方(7-15)
 神様は、カルデヤ人のウルから、偶像崇拝をして死ぬしかなかったアブラハムを選ばれ、信仰の先祖としてお立てになりました。彼に、約束された通りに、カナンの地を、彼の子孫にお与えになりました。神様は、エジプトの奴隷だったイスラエルの民を救い出されました。葦の海をからし、海の中のかわいた地を渡らせ、荒野で、雲の柱と火の柱で彼らを導き、食べる物と着る物をくださいました。何より、シナイ山に降りて来られ、命令とおきてと律法をお与えになりました(13,14)。神様がイスラエルに施してくださった恵みは、本当に特別なものであり、その恵みは不思議なものでした。この全ての恵みは、アブラハムに与えられた約束を守るために、施されたものです(8)。神様は、必ず約束を守られる、正しい方です。
2.罪を赦される神様(16-23)
 イスラエルの民は、神様から多くの恵みを受けても、心が高ぶり、恵みに感謝せずに、うなじをこわくして、一人のかしらを立ててエジプトに帰ろうとしました。子牛を造り、これが、自分たちをエジプトから導き出した神であると、言いました。しかし、神様は、情け深く、憐れみ深い方であり、彼らをお捨てにはなりませんでした。神様は、変わることなく、雲の柱と火の柱で、彼らを導かれ、食べる物と着る物とをくださいました。神様は、彼らの罪を赦してくださいました。彼らに置かれた望みを、捨てませんでした。

祈り:主よ!私が犯した全ての罪を赦してくださり、私に置かれた望みを捨てないことを、感謝します。

一言:神様は、恵みの神様です。



2014年 11月 19日 (水)

ネヘミヤ9:24-38
あわれみ深い神様

1.主に叫び求めると(24-31)
 神様は、イスラエルの民に、乳と蜜が流れる約束の地をくださいました。城壁のある町と、肥えた土地と、あらゆる良い物の満ちた家、井戸とぶどう畑、オリーブ畑、多くの果樹をくださりました。食べて満腹し、肥え太って、主の大いなる恵みを楽しませてくださいました(25)。ところが、彼らは、その時、むしろ神様を裏切り、主に立ち返るように教える預言者たちを殺し、ひどい侮辱を加えました(26)。神様は、彼らの罪を懲らしめました。しかし、彼らが苦難を受け、主に叫び求めた時、主は大いなるあわれみによって、敵の手から救ってくださいました(27)。それでも、イスラエルは平安を得た後には、また、悪を行ないました。神様は、何度も憐れみを施され、赦してくださいましたが、彼らが聞かなかったので、結局、国々の手に渡されました。しかし、滅ぼし尽くさず、捨てられませんでした。神様は、罪を悟るように懲らしめますが、真実に悔い改める時には、また赦してくださり、憐れんでくださる神様です。
2.堅い盟約を結んだ民たち(32-38)
 ようやく民たちは、自分たちが受けた全てのことに対して、主は正しいと認めました。そして、自分たちの悪を認めました。彼らは、神様が真実を行なった、と告白しました。自分たちが奴隷になったのは、神様の恵みを裏切ったからだと告白しました(35)。更に進んで、神様の助けを切に求め、盟約を結び、印を押しました(38)。

祈り:主よ!罪に陥るたびごとに、懲らしめてくださる愛に感謝します。今、私は立ち返りますので、憐れんでください。

一言:懲らしめられる神様の愛


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