聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2014]

2014年 11月 21日 (金)

ネヘミヤ11:1-24
エルサレムの町の再配置

1.エルサレムの新しい居住者たち(1,2)
 エルサレムの城壁は完工しましたが、その中に住む民たちの数は、あまりにも少ないものでした。それで、ネヘミヤはユダの民たちを再配置しました。まず、くじを引きました。「くじ引き」は、神様の御旨を知るために、旧約時代は、よく使われた方法でした(民26:55-26,ヨシ15:1,1サム10:20-21,使1:24-26)。
 今日では、この方法は、そんなに納得できないものかも知れません。しかし、たとえ人がくじを引いたとしても、神様がその結果を決定されると信じられていました(箴16:33)。いずれにしても、くじ引きを通して、全体の人口の十分の一に該当する人々がエルサレムの居住者として選ばれました。彼らは、自分から進んでエルサレムに住もうとしました(2)。
 大切なのは、ユダヤ人が神様の御旨に、全的に頼ろうとする姿勢を持ったということでう。結局、聖なる神様の都、「新しいエルサレム」に入れる者も、ただ、選ばれたクリスチャンでなければならず(ロマ8:30)、また、志願する信仰の情熱を持った者でなければなりません(黙32:1-27)。
2.エルサレムの居住者の名簿と数(3-24)
 エルサレムの住民の名簿と数は、一般の民たち、祭司、レビ、宮の奉仕者の順に紹介されています。その中で、祭司の数が1,192名と最も多いです。このことは、エルサレムがユダヤ社会の政治的、行政的な中心地だけではなく、霊的な中心地として、神様の都であることを、証ししています。

祈り:主よ!主の主権的な御旨に志願する気持ちで、聞き従うように助けてください。

一言:志願する信仰の情熱


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