聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2023]

2023年 03月 01日 (水)

ネヘミヤ記7:1-73(5)
神は私の心に示して

城壁は再建されましたが、敵がいなくなったわけではありませんでした。トビヤと親戚関係にあって彼に協力しているユダの人々が大勢いました。彼らは敵の勢力に加担し、トビヤは何度もネヘミヤに脅迫の手紙を送って来ました。ネヘミヤはいつ襲って来るか分からない敵の攻撃に徹底的に備えました。城壁にとびらを取りつけ、門衛を任命しました。兄弟ハナニと誠実な城のつかさハナヌヤにエルサレムを治めるように命じました。夜間奇襲を回避するために、太陽が上るまでは門を開けてはならないと命じました。それぞれの見張り所と自分の家の前に見張りを立てて厳重に警備するように命じました。勝利の時こそ油断してはいけません。敵である悪魔が食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っているので、目を覚ましていなければなりません(Ⅰペテロ5:8)。どんな状況に置かれても動かされることなく神様を恐れる人、誠実な人が主の御業に用いられます。

それからネヘミヤは、人口調査を実施し、人口動態を把握して民を再配置することにしました。城壁が再建され、町は広々としていましたが、住民は少なく、民たちはまだ家も十分に建てられていない状態でした。ネヘミヤは、第一次帰還者たちの数と所在を把握した上で、新しい信仰共同体を形成しようとしました。この計画は神様から出たことでした。建物としての城壁が再建されたからと言ってすべてが完成したわけではありません。その中にいる民の心も霊的に再建されなければなりません。共同体の一人一人を繊細に顧みる必要があります。敵の攻撃に備えて厳重な警戒態勢を取らなければなりません。こういったリーダーシップは、人の知恵から出るのではありません。神様がネヘミヤの心に示したのです。ネヘミヤは城壁再建に取りかかる時も、完成した時も、管理の時も誠実に神様に拠り頼みました。神様はそんなネヘミヤにアイディアを与え、彼の信仰の歩みを前進させてくださいました。



祈り:父なる神様、私たちの心をあなたの住まわれる神殿として造ってくださっていることを感謝します。私たちが内と外からの攻撃から守るために霊的な警戒心を持ち、あなたの前で自分を清く保つことができるように助けてください。

一言: 守り回復する


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