聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2023]

2023年 03月 08日 (水)

ネヘミヤ記12:1-47(27)
レビ人を探し出して連れてきた

 第12章は、城壁の奉献式について記しています。奉献式の準備のために、まずは、レビ人たちを探し出して、エルサレムに連れてきました(27)。エルサレム神殿が崩壊して以降、神殿で仕えることが出来なくなった祭司やレビ人たちは、その多くが農耕生活に転向していました。生計維持のために、一般市民と同様の生活をするようになっていました。そんな彼らを、再び集めたのです。1-26節には、祭司とレビ人の系図がのっています。バビロンからの第一次帰還の時代まで遡って書かれています。シェアルティエルの子ゼルバベルとヨシュアは(1)、第一次帰還者たちの指導者だった人たちです。神殿が無くなって、異国の地で捕囚の民となっても、祭司とレビ族の系図は途絶えることがなかったことが分かります。神さまは、イスラエルの民が必ずご自分の民として立ち直り、レビ人たちが再び神殿で仕えることが出来るように守ってくださっていました。

集められた祭司とレビ人たちは、自分たちの身をきよめ、また民と門と城壁をきよめました。そして、二つの大きな聖歌隊を編成して、城壁の上を行進して勝利と栄光の神様を賛美しました。城壁を巡った二組の聖歌隊は神殿の前で合流しました。彼らはその日、数多くのいけにえをささげて喜び歌いました。ネヘミヤは、主の宮の備品や奉納物、初物や十分の一を納める部屋を管理する人を任命しました。民たちは祭司とレビ人たちが行なっている奉仕を見て、喜んでささげました。



祈り:父なる神様、私が苦難の中にいるときにも、私の信仰を主が守ってくださっていることを悟ります。主の働きが私の目には見えなくても、主がしっかりと私を支えてくださっていることを信じて、希望を持ち続けるように助けてください。

一言:主が途絶えさせない


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