聖書別日ごとの糧   >>   エステル記[2005]

2005年 01月 28日 (金)

エステル記1:1-22
王の宴会と王妃の退位

Ⅰ.アハシュエロス王の宴会(1-11)
 アハシュエロス王は、当時インドからエチオピアまで百二十七州を治める大きな権力を持っていました。彼は自分の富と栄光と権力を誇ろうと、すべての高官、首長たちを招いて、六ヶ月に及ぶ華麗な宴会を開きました。またシュシャンの民たちのためにも、七日間の宴会を開き、金の杯で思う存分酒を飲ませました。
 酒宴が始まると、王はワシュティを呼んで、王妃の冠をかぶり王の前に来るようにして、その美しさを多くの民と首長たちに見せるように、命じました。彼は王妃まで出して、自分を誇ろうとしました。
Ⅱ.王妃ワシュティの退位(12-22)
 しかし王妃ワシュティは王の虚栄心に満ちた要求を拒絶しました。すると王は自尊心が傷つき、火のように怒りました。王の目を気にして、調子を合わせることを好む腰ぎんちゃくたちは王妃の無礼を誇張して非難しました。そして王妃をすぐに退位させるように言いました。
 自尊心が傷つき、感情を抑えることができなかった王は感情と気分によって、王妃を退位させてしまいました。彼は大帝国の王でしたが、自分の感情を治めることができない小心者でした。

祈り:主よ!私に自分を誇ろうとする虚栄心と傲慢があることを悔い改めます。私を真理に従って治めてください。

一言:虚栄心に捕われた小心者


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