聖書別日ごとの糧   >>   エステル記[2005]

2005年 01月 29日 (土)

エステル記2:1-18
王妃になったエステル

Ⅰ.姿も顔だちも美しかったエステル(5-7)
 エステルは捕虜として捕らえ移されたユダヤ人の姪でしたが、両親を失って孤児になりました。しかし彼女のおじのモルデカイがその両親が死んだ後に、娘のように養育しました。モルデカイは神様と自分の民を愛する人だったので、エステルを信仰によって教育させました。エステルは進行的なおじの養育のもとで、姿も顔だちも美しい娘として成長しました。
 エステルは異邦の地で捕虜として捕らえ移され、孤児になった運命と条件によって心がねじ曲がり、世俗的な異邦文化に魅了されやすい状態でした。しかし信仰で運命、条件に打ち勝ち、美しく恵みに満ちた娘として成長することができました。
Ⅱ.王妃になったエステル(8-18)
 王妃募集の法令が伝えられると、エステルはモルデカイの助けで王宮に入って行きました。エステルは数多くのおとめたちの中で、特別な恵みを受けました(9)。またすべての宮殿の人々から愛を受けました。彼女は王に進み出て行く時、特に飾ってはいませんでしたが、王の好意と恵みを受け、王妃の冠をかぶるようになりました(17)。神様の摂理は孤児を王妃にしました。

祈り:主よ!私が運命と条件に負けずに、信仰で体と心を装い、美しく成長するように助けてください。

一言:孤児を王妃にされた神様の摂理



2005年 01月 30日 (日)

エステル記2:19-3:6
忠実なモルデカイ

Ⅰ.王に忠実なモルデカイ(2:19-23)
 モルデカイは王の門の番人をしていた中で、王の宦官たちが王を毒しようとする陰謀を発見するようになりました。モルデカイはエステルを通して、王に知らせました。結局悪者たちは処刑され、王はモルデカイの忠実によって、いのちが生かされました。
 王妃のおじであり、父親の立場で王の門の番人になることは自尊心が傷つくことです。しかしモルデカイはその機会に王に忠実でした。これによって彼は後に自尊心とユダヤ人全体を救う恵みを受けるようになりました。
Ⅱ.神様に忠実なモルデカイ(3:1-6)
 ハマンは王の心をとらえ、総理大臣になりました。彼は総理大臣になると、王命を出してすべての民に、彼にひざまづくように、しました。しかしモルデカイはこの命令に背いて、ひざもかがめず、ひれ伏そうともしませんでした。王の家来たちは日々勧めて、彼を説得しようとしましたが、彼の固い信仰を折ることができませんでした。それでハマンはひどく怒り、モルデカイだけではなく、ユダヤ人を根絶やしにしようとする陰謀をたくらみ出しました。モルデカイは信仰の中心を守ることで、神様に忠実でした。

祈り:主よ!私がどんな状況の中でも、信仰の中心を守り、神様に忠実な者になるように助けてください。

一言:曲げない信仰


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